【Brand Story】フォルクスワーゲン フリーク
私が子どもの頃、伯母は水色のクルマに乗っていました。とても活動的な女性で多趣味。どこにでも水色のクルマで颯爽と出掛けていました。
小さなクルマでした。当時の国産車はまだ、今でいうコンパクトカーは少なく、ミディアムサイズ以上のセダンが主流だったと記憶しています。そんななかにあって伯母の水色のクルマはひときわ小さく、しかし強い存在感を放っていました。
伯母は自分の愛車を「クルマ」とは呼びませんでした。いつでも、「明日、ゴルフで迎えにいくからね」とか「表通りにゴルフをとめてきたわ」そういういい方が常でした。クルマ好きだった私は、すでにフォルクスワーゲン・ゴルフというクルマの存在を知っていました...