1L340円時代の生活防衛でイタリアの“ドイツ化”進行中!?
今回は、今日のイタリアにおける物価高の話を。ロシア-ウクライナ紛争や外国為替の影響分析や、統計局のデータ参照は経済紙に任せるか最小限にとどめ、今回は在住25年である筆者の生活圏でアーカイヴ写真を交えながら綴りたい。
パスタからVWまで
燃料高騰が続いている。給油所ではディーゼルでも1L2ユーロ台が、もはや当たり前になった。5月下旬からの急減な円安により、円換算すると今や約276円にもなる。非セルフでハイオクガソリンの場合、より顕著になる。6月20日には2.45ユーロ(約340円)に達したのを目撃した。20年前のように5千円感覚で50ユーロ札1枚を出して満タンにするなどということは、もはや...