■ Golf GTI ■ 1/64 ■ Majorette(France)
![画像1: Golfgang Nr.298:Golf GTI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/09/18/687d2cbf6a1dc3c975df14a94f4bff13d46684ed_xlarge.jpg)
「前回、近頃Majorette凄いんっすよ」っていう記事を書いたので、今回もMajoretteのラインナップから紹介します。
一昨年ごろから一気に何種類ものGolf1が出まして、ミニカー単体のものもあれば、他車種とのセット品もあれば、このようにミント缶(?)とのセットもあり、いったい何が起きたのか、というGolf ラッシュだったのです。
このシマウマ柄が印象的なGTIは、1979年のグループ2ラリーに出場した車両がモチーフになっています。シマウマ模様がさりげなくGとFに繋がって一回りしている秀逸なデザインです。
![画像2: Golfgang Nr.298:Golf GTI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/09/18/5ae6e90c261bf5e800c71a69b39c700453b5fe26_xlarge.jpg)
自分で塗り分けようと思ったら、なかなか手間のかかるマスキング案件、GOLFのOの中はゼッケンが入っていたので、真っ黒けの丸では少し見え方が違って見えますが、このカラーリングは、たびたび他のメーカーからも製品化されてきた、ある意味有名なモチーフだったりします。
![画像3: Golfgang Nr.298:Golf GTI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/09/18/ef8bac235fb34594c7ac39c1902f9f094f450538_xlarge.jpg)
ミニカーはトミカサイズで、このモデルはゴムタイヤが採用されていてなかなかの質感。ホイールも前回取り上げたピアバーグ仕様とは別デザインになっており、単純な使い回しをしていないところもこのGolfラッシュの時のMajoretteのこだわりが見て取れます。
パッケージは、ご覧の通り同じモチーフの柄がプリントされたスチール缶とセットになっています。
![画像4: Golfgang Nr.298:Golf GTI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/09/18/7e26d6f528b66ea8a4dfa4b6ca70940ffa379e87_xlarge.jpg)
こういう缶にミントが入ったものは、海外のお土産なんかでも見かけますが、これは、少々深さがあり、このミニカーがすっぽり入る大きさ。
いったいどういう企画なのか分かりませんが、ミントの空き缶コレクターもいるようですから、コレクターズアイテムとしてはメジャーなのかも知れません。
わたし的には、フォルクスワーゲンロゴがあしらわれている時点で、缶だけだったとしても欲しくなるので、マーケティングチームの狙いとしては正しいかと思われます。
![画像5: Golfgang Nr.298:Golf GTI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/09/18/052f06081ffb114a0601c534dd224347b32ca2ee_xlarge.jpg)
しかし、ひとつわからないのは、缶に刷られた“THE ORIGINALS”。当時の写真を見ても車両にはこのような文字は見当たらず、この商品だけになんとなく添えられた言葉なのかも知れません。
フランスのミニカーメーカーマジョレットの、Golf愛が溢れたパッケージなのでした。
![画像6: Golfgang Nr.298:Golf GTI](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783350/rc/2023/09/18/7acc148385ef6b03931647a009dd2f46a44cb683.jpg)
das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます