ID.4にはじめて試乗したとき、真っ先に確認したのがメーターでした!?
以前乗っていたe-Golfでは、バッテリーが何%残っているのか数字で表示されませんでした。走行可能距離は表示されましたが、これは直前の走行状況などによって変わるので、バッテリー残量が数字で表示されたほうが断然安心です。
果たしてID.4ではバッテリー残量が数字で表示されるのか……メーターパネルを確かめると、もちろんありました! 一方、トリップメーターはセンターディスプレイの車両メニューで確認する必要があります。Golf8ではトリップの確認ができなかったので、これでも進歩といえるでしょう(笑)
充電中の電力がリアルタイムで確認できるようになったのもうれしいところ。こちらはセンターディスプレイの充電メニューで見ることができます。また、充電メニューでは、充電時にバッテリー残量の上限を設定することが可能です。バッテリー保護の観点から80%が推奨されていますが、画面上のスライダーを動かすことで、その数字を簡単に変更することが可能です。
そんなことを確認したところで、ID.4を購入したフォルクスワーゲン川越で急速充電してみることに。実は納車時には急速充電器の設置作業が行われていて、実際に使うのはこれがはじめて。お店のスタッフによれば、デモカー以外で充電するのは私のID.4が最初だそうです。
ところで、ID.4の場合、ポルシェジャパン、アウディ ジャパン、そしてフォルクスワーゲン ジャパンによる急速充電ネットワークの「プレミアムチャージングアライアンス(PCA)」が利用できます。
PCAを利用するにはスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、VIN(車台番号)やクレジットカード情報などを登録すれば利用できます。そのあたりの話はまた別の機会に譲るとして、導入仕様のID.4 Launch Editionに加えて、2023年に発売予定の標準モデルでも、購入から1年間はフォルクスワーゲンディーラーの急速充電器が毎月60分まで無料で利用できます。
使い方は簡単で、急速充電器のQRコードを専用アプリで読み取り、あとはアプリの案内に従うだけ。
フォルクスワーゲンに設置されている急速充電器は90kW出力ですが、ID.4 Proの場合、実際の最大出力は74kWくらいとのこと。この日はそこまではスピードが上がりませんでしたが、別の機会に90kW器で充電したときには下のように74kWが出ました。30分間の充電量も36.2kWで、短時間で半分近い電気が追加できる実力です。
この速さを一度体験してしまうと、現在主流の40〜50kW器に戻れません(笑)
ポルシェやアウディの150kWでは、さらに高出力の94kWが期待できるということなので、充電できる日がいまから楽しみです。
(Text by Satoshi Ubukata)