連載を始めるにあたり、eゴルフがどんなクルマなのか、おさらいしておくことにしましょう。

画像1: 【e-Golf】eゴルフってどんなクルマ?

フォルクスワーゲンでは、いまやほとんどのモデルを「MQB」と呼ばれる生産モジュールを用いてつくりあげています。ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに加えて、プラグインハイブリッド車や電気自動車(EV)などのバリエーション展開を想定しており、実際、「ゴルフ7」では、プラグインハイブリッド車の「ゴルフGTE」と、ピュアEVの「eゴルフ」が登場しています。

それは、eゴルフが“ゴルフ7をベースとしたEV”ではなく、生まれながらのゴルフ7であることを意味しています。

2017年末に日本に導入されたのは、マイナーチェンジ後、すなわちゴルフ7.5のeゴルフ。35.8kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを床下に積むことで、エンジン車とほぼ変わらぬ室内空間を確保。エンジンの代わりに最高出力100kW(136ps)/3300〜11750rpm、最大トルク290Nm(29.5kgm)/0〜3300rpmの電気モーターを搭載し、0-100km/h加速9.6秒、最高速は150km/hを達成します。

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満充電にした場合の航続距離は301km(JC08モード)。エンジン車の燃費にあたる電力量消費率は124Wh/kmです。これを1kWhあたりの走行距離に変換すると、8.06km/kWhになります。

充電は200Vの普通充電(3kW/6kW)に対応。一方、急速充電は日本で普及しているCHAdeMO方式に対応しました。充電ポートは、普通充電用がフロントグリルのVWエンブレム内に、急速充電用は車体右側面、ガソリン車の給油口の位置に設置されています。

eゴルフの場合、EV/PHEV(プラグインハイブリッド)車専用機能を搭載したDiscover Proが標準で装着され、専用の「eマネージャー」により充電予約や、ナビゲーション画面への走行可能エリアの表示が可能です。

プリクラッシュブレーキシステム"Front Assist"やアダプティブクルーズコントロール"ACC"、レーンキープアシストシステム"Lane Assist"、渋滞時追従支援システム"Traffi Assist"、ブラインドスポットディテクション、リヤトラフィックアラートといった運転支援システムも標準で装着されます。

一方、デジタルメータークラスター"Active Info Display"、ダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシスト、ダークテールランプ、LEDテールランプ(ダイナミックインジケーター付き)からなる「テクノロジーパッケージ」はオプション(17万2800円/消費税8%込)。発売当初、ボディカラーはピュアホワイトのみで、価格は499万円(消費税8%込)でした。

画像8: 【e-Golf】eゴルフってどんなクルマ?

その後、2018年7月に、特別仕様車の「eゴルフ プレミアム」が導入されました。従来のeゴルフをベースに、テクノロジーパッケージやレザーシート、アンビエントライトを標準装着するとともに、ボディカラーにアトランティックブルメタリック、ディープブラックパールエフェクト、オリックスホワイトマザーオブパーフエフェクト(6万4800円増/消費税8%込)を設定しました。

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価格は534万9000円(消費税8%込)で、のちに、ベースモデルのeゴルフと、オリックスホワイトマザーオブパーフエフェクトのeゴルフ プレミアムの販売が休止になっています。

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今回、私が選んだのは、ディープブラックパールエフェクトのeゴルフ プレミアム。まもなく納車の予定ですが、そのまえに準備しておかなければならないことがあるのです……。

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(Text by Satoshi Ubukata)

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