2018年10月下旬に追加された「アルテオン」の新グレードがずっと気になっていましたが、ようやく広報車のスケジュールがあい、借り出すことができました!
新グレードとは「アルテオンTSI 4MOTION エレガンス」のことで、その概要についてはニュースでお伝えましたが、簡単にいうと「アルテオンTSI 4MOTION R-Line アドバンス」とほぼ同じ装備としながら、内外装によりエレガントなデザインを採用したグレードです。
たとえば、フロントバンパーを見ると、エレガンスのほうが左右のエアインテークのデザインがすっきりしています。20インチホイールも、R-Line アドバンスが“ダークグラファイトマット”であるのに対し、エレガンスは同じデザインのシルバーになります。
アルテオンTSI 4MOTION R-Line アドバンスを注文したマダムが、ディーラーのセールススタッフに「ホイールはシルバーにならないの?」と迫る場面に出くわしたことがありましたが、これでもう安心ですね(笑)
インテリアも、シートカラーがブラック&チタンブラックに加えて、ミストラルグレー&レイブングレー(写真)、バレンシアブラウン&チタンブラックが選べるのがうれしいところ。個人的にはエレガンスを選んで、シートはグレーのツートーンにしたい!
さらに、エレガンスの追加を機に、あらたに設定されたオプションの「ラグジュアリーパッケージ」も見逃せません。電動パノラマスライディングルーフとデンマークのハイエンドオーディオ「DYNAUDIO(ディナウディオ)」のプレミアムサウンドシステムのセットが24万8400円というのは、かなりお得な値段です。
実はこのディナウディオを楽しむのが、今回借り出した一番の目的だったりするのですが(笑)、実際にいろいろなジャンルの曲を聴きましたが、標準にくらべて格段にクリアなサウンドを楽しむことができました。
ちなみに、ディナウディオのプレミアムサウンドシステムを装着すると、専用のサウンド設定メニューが追加されます(下の写真は別のモデルのものです)。いろいろ試しましたが、個人的にはオリジナル(Authentc)のまま、低音域を少し下げ、高音域を少し上げる設定が好みでした。
ウチのゴルフGTIクラブスポーツにも、このプレミアムサウンドシステムがほしい……
アルテオンTSI 4MOTION エレガンスの走りの印象はアルテオンTSI 4MOTION R-Line アドバンスと同じですので、インプレッションはこちらをご覧いただくとして、今回試乗したのが2019年モデルのアルテオンということで、ステアリングホイールのデザインが変更になっていました。
どこが変わったかというと……
まずはこちら。これまでウインカーレバーの先端にあった「ドライバーアシストシステム」のボタンが左側のマルチファンクションスイッチに移されました。
これを操作することで、レーンアシストやサイドアシストなどをオン/オフできます。
一方、右側のマルチファンクションスイッチには「VIEW」のボタンが追加されました。
Active Info Display装着車では、このボタンで表示内容の選択が可能になりました。
2019年の他のモデルにもこのステアリングホイールが装着されていますが、はじめて乗ったあとしばらくのあいだ、ドライバーアシストシステムのボタンを探してしまった私です(笑)
(Text by Satoshi Ubukata)