いよいよ夏休み! 愛車とともにドライブする機会が増えるかと思いますが、気になるのがクルマのトラブル。いざというときに慌てないよう、予習してみましょう!
ドライブの準備というと目的地までのルートを調べたり、出発前日には洗車したり......と、いつになくウキウキしますよね! 私ハリーも同じです。
ところが、そんな楽しみを一転させるのが......そう、クルマのトラブルです。JAF(日本自動車連盟)のwebページでは「平成27年 ゴールデンウィークのロードサービス救援依頼内容」が紹介されており、一般道や高速道路では、「過放電バッテリー」「タイヤのパンク」が上位にランクイン されています。
私ハリーも通勤で高速道路を通っていますが、毎日のように故障車を目にしますので、他人事ではない気がしています。そう、もしバリー君に何かあったときには、私ハリーはどう対応したらいいんでしょうか?
これまでこういう状況になったことのないハリーは、おそらく写真のように頭を抱えてしまうに違いありません。
そこで、もしバリー君に何かがあったときにどう対応するかということで、トラブルが多い「タイヤのパンク」、「過放電バッテリー」の2つの対処方法を、私ハリーが予習しました。今回は「パンクしてしまった」という想定で、自力でスペアタイヤに交換してみましょう。
今回は、タイヤの破損も少なく自力でスペアタイヤを交換するケースを実践します。まずはできるだけ平らな場所に車を停めます。その際、ギアはパーキングに入れて、サイドブレーキをしっかりかけます。
次に車載されている工具を取り出します。バリー君(ゴルフ7ヴァリアント)は写真のとおり、ラゲッジルームの横に収納されています。車種によって収納場所が違う場合がありますので、工具がどこにあるか事前に確認しておくことをお勧めします。いざというときに「どこにあるんだっけ.......」と慌てなくていいですよね。
工具箱の内容は「ジャッキ」「レンチ」「ボルトカバー外し」「ロックボルトアダプター」「ドライバー」の5つが入っています。今回スペアタイヤに交換する際に使用する工具は「ドライバー」以外の4つです。それぞれどのように使うかは実際に交換するときに説明します。
まず、ボルトカバーを外します。このときにハリガネのようなものをカバーの穴の部分に入れて取り外します。
次にボルトを軽く緩めていきます。みなさんご存知のとおり、フォルクスワーゲン車には5箇所あるボルトのうち、ひとつがロックボルトです。それを外すにはアダプターを使います。
ここまでは準備段階。いよいよジャッキを使います。
まずは地面が平らのところで使います。そして「ジャッキアップポイント」を探します。下を覗き込むと▼のマークがありますので、その先にある樹脂の部分に ジャッキが当たるようにセットします。私ハリー、見つけにくくてちょっと苦戦しました。とくに夜とか見えにくいのでライトを用意しておくと見つけやすいし便利です。
実際にジャッキポイントにジャッキが当たっていることを確認しながら、付属のハンドルを使って回していきます。ここで驚いたのがほとんど力を使わずにジャッキが上がっていくことです。こんなに簡単だったとは!! ジャッキアップした後は、パンクしたタイヤを外し、スペアタイヤに履き替えます
あとは、今までの工程の反対をするだけです。レンチを使ってある程度までボルトを締めて、ジャッキでゆっくり車を下ろしていきます。そしてレンチを使ってボルトを締めます。体重をかけて締めると強く締められるので、ここは思いっきりやりましょう!
これで作業完了です。そして、出来るだけ早く最寄りのフォルクスワーゲン正規ディーラーへ行きパンクしたタイヤをみてもらいましょう。あと、スペアタイヤを装着したら、最高速度は80km/hを遵守しましょう。
ここでポイント。
いざスペアタイヤを装着するときに..........空気が入っていなかったら!? お手上げですよね。日常点検でタイヤの空気圧を入れるときに一緒にスペアタイヤの空気圧も確認しましょう。空気圧の数値はフロントドア横または給油口の蓋に記載されていますのでチェックです!!
そして、モディファイされている方は注意が必要です。インチアップしたホイールとタイヤ。あとはスペーサーを装着している方は必ず純正ボルトを用意しておきましょう。
スペアタイヤは純正ボルトのサイズでしか装着ができません。つまり、手元に純正ボルトがない場合.......お手上げというわけです。したってラゲッジルームなどに純正ボルトは常に入れておくことをオススメします。
今回初めてスペアタイヤに交換してみましたが、不慣れというのもあり思った以上に時間がかかってしましました。予習しておいてよかった! 万が一のときに備えて、事前に工具の場所や装備品が揃っているかどうか確認しておきましょう!
次回は「バッテリートラブル」の際の対処方法をレポートします。パンクよりバッテリーのトラブルのほうがみなさん経験あるかもしれませんね。そして自分が救援車となるかもしれませんので、やり方は覚えておくのが良いかも!?
<オマケ>
今回スペアタイヤに交換するときに、スペアタイヤを車軸のハブのボルトに合わせてはめ込むのが難しかったんです。そんなときに役立つアイテムを教えてもらいました。
こちらは「ホイールアシストツール」というもので、私ハリーが苦労したタイヤをはめ込む際の作業を劇的に簡単にしてくれるパーツです。
使い方は、タイヤをはめ込む前に車軸の一番上にあるハブに差し込みこみます。そのあとタイヤの穴にアシストツールを入れてはめ込むと.....あら簡単。もう車軸のハブとボルトの位置が合っているんです。あとはボルトを締めるだけ。
バリー君には工具の中に入っていなかったので、是非とも装備したいパーツだと思ってます。ご興味がある方はmaniacsさんのwebページで取り扱いがあるのでチェックしてみてください。
(Text by Harry / Photos by S.Ubukata)
次にボルトを軽く緩めていきます。みなさんご存知のとおり、フォルクスワーゲン車には5箇所あるボルトのうち、ひとつがロックボルトです。それを外すにはアダプターを使います。
ここまでは準備段階。いよいよジャッキを使います。
まずは地面が平らのところで使います。そして「ジャッキアップポイント」を探します。下を覗き込むと▼のマークがありますので、その先にある樹脂の部分に ジャッキが当たるようにセットします。私ハリー、見つけにくくてちょっと苦戦しました。とくに夜とか見えにくいのでライトを用意しておくと見つけやすいし便利です。
実際にジャッキポイントにジャッキが当たっていることを確認しながら、付属のハンドルを使って回していきます。ここで驚いたのがほとんど力を使わずにジャッキが上がっていくことです。こんなに簡単だったとは!! ジャッキアップした後は、パンクしたタイヤを外し、スペアタイヤに履き替えます
あとは、今までの工程の反対をするだけです。レンチを使ってある程度までボルトを締めて、ジャッキでゆっくり車を下ろしていきます。そしてレンチを使ってボルトを締めます。体重をかけて締めると強く締められるので、ここは思いっきりやりましょう!
これで作業完了です。そして、出来るだけ早く最寄りのフォルクスワーゲン正規ディーラーへ行きパンクしたタイヤをみてもらいましょう。あと、スペアタイヤを装着したら、最高速度は80km/hを遵守しましょう。
ここでポイント。
いざスペアタイヤを装着するときに..........空気が入っていなかったら!? お手上げですよね。日常点検でタイヤの空気圧を入れるときに一緒にスペアタイヤの空気圧も確認しましょう。空気圧の数値はフロントドア横または給油口の蓋に記載されていますのでチェックです!!
そして、モディファイされている方は注意が必要です。インチアップしたホイールとタイヤ。あとはスペーサーを装着している方は必ず純正ボルトを用意しておきましょう。
スペアタイヤは純正ボルトのサイズでしか装着ができません。つまり、手元に純正ボルトがない場合.......お手上げというわけです。したってラゲッジルームなどに純正ボルトは常に入れておくことをオススメします。
今回初めてスペアタイヤに交換してみましたが、不慣れというのもあり思った以上に時間がかかってしましました。予習しておいてよかった! 万が一のときに備えて、事前に工具の場所や装備品が揃っているかどうか確認しておきましょう!
次回は「バッテリートラブル」の際の対処方法をレポートします。パンクよりバッテリーのトラブルのほうがみなさん経験あるかもしれませんね。そして自分が救援車となるかもしれませんので、やり方は覚えておくのが良いかも!?
<オマケ>
今回スペアタイヤに交換するときに、スペアタイヤを車軸のハブのボルトに合わせてはめ込むのが難しかったんです。そんなときに役立つアイテムを教えてもらいました。
こちらは「ホイールアシストツール」というもので、私ハリーが苦労したタイヤをはめ込む際の作業を劇的に簡単にしてくれるパーツです。
使い方は、タイヤをはめ込む前に車軸の一番上にあるハブに差し込みこみます。そのあとタイヤの穴にアシストツールを入れてはめ込むと.....あら簡単。もう車軸のハブとボルトの位置が合っているんです。あとはボルトを締めるだけ。
バリー君には工具の中に入っていなかったので、是非とも装備したいパーツだと思ってます。ご興味がある方はmaniacsさんのwebページで取り扱いがあるのでチェックしてみてください。
(Text by Harry / Photos by S.Ubukata)