Audi、イタルデザイン、エアバスの3社が、陸も空も移動可能な自動運転のコンセプト「Pop.Up Next」をジュネーブショーで披露した。
「Pop.Up Next」は2人乗りのキャビンに、車両モジュールまたは飛行モジュールを取り付けることで、陸も空も移動可能なモビリティ。Audiは、バッテリーと自動運転技術のノウハウでこのプロジェクトを支援している。
キャビンには49インチのディスプレイが設置され、音声、顔認識、視線追跡（アイトラッキング）、タッチ操作などにより、人と車両のやりとりが行われる。
AUDI AG調達担当取締役兼イタルデザイン社長のDr. ベルント・マルテンス氏は「都市および人々の多様なニーズを考慮した新しいコンセプトを策定する場合には、創造性が必要になります。イタルデザインは、革新的なテクノロジーと先進的なプロトタイプを作成する拠点となっています。"Pop.Up Next"は、将来的に、都市における生活を根本的に変える可能性を秘めた野心的なビジョンです」と述べる。
また、イタルデザインCEOのヨルグ・アスタロッシュ氏は「未来におけるアーバンモビリティのルールは、さまざまななプレーヤーによって定義されていくでしょう。私たちは、航空宇宙産業において世界有数の企業であるエアバスと協力して、未来のモビリティへ向けたソリューションを研究できることを誇りに思っています」と語っている。
パッセンジャードローンの時代はそう遠くない!?
(Text by Satoshi Ubukata)
