2015年8月30日、2015年WEC第4戦ニュルブルクリンク6時間レースの決勝が行われ、マルセル・ファスラー／アンドレ・ロッテラー／ブノワ・トレルイエがドライブする#7 Audi R18 e-tron quattroが3位表彰台を獲得した。
29日の予選では、フロントロウをポルシェ919ハイブリッドの2台が独占し、Audi R18 e-tron quattroは、ルーカス・ディ・グラッシ／ロイック・デュバル／オリバー・ジャービス組の#8が3位、マルセル・ファスラー／アンドレ・ロッテラー／ブノワ・トレルイエ組の#7が4位となり、ともにセカンドロウからのスタートとなった。そして3列目にはトヨタTS040ハイブリッドの2台が続いた。
翌30日には決勝が行われた。スタート直後はポルシェの#18がリードし、これに#17のポルシェ、#8のAudi、#7のAudiが迫るという展開。一方、トヨタ勢は序盤から上位4台に差を広げられていく。
その後、ポルシェは#17がマシーントラブルに見舞われる一方、#18が3度のペナルティストップを受けるなど不運が続くが、それでも、終盤には#17がトップにたち、#7のAudiは1周差でこれを追う展開。その後方では#18が#8の3位争いが繰り広げられた。しかし、最後のピット作業を終えたところでポルシェの#17が1位、#18が2位につけ、そのまま1-2フィニッシュを飾る。
一方Audiは#8が#7をリードする場面もあったが、最終的には#7が3位、#8が4位でゴール。#7のファスラー／ロッテラー／トレルイエ組はドライバーズポイントで首位を守っている。
次戦第5戦は9月19日にアメリカのオースチンで開催される。
(Text by Satoshi Ubukata)
