■Caddy

開封をためらい……開封後も捨てられないパッケージ。
ホットウィールって、罪ですよね。
このパッケージから出すのに、いつもどれだけ躊躇することか……。
この赤いCaddyは、特に台紙の絵がかっこいい。

VWに、PORSCHEロゴがかっこいい。
鮮やかな赤のボディには「Porshe Renndienst」のレタリングが入っています。
「Renndienst(レンディーンスト)」とは、「レースサービス」という意味。
1950年代からサーキットでポルシェのレーシングカーをサポートするために活躍したフォルクスワーゲンのサポートバンに、このロゴが掲げられていました。

古い写真を探してみるとType2が出てきますが、Caddyの写真は見つかりません。
果たして実車が存在したのでしょうか?
ミニカー上の架空の車両なのでしょうか?

サポートカーは伝統的に、この赤らしい。
もともとさまざまなカラーバリエーションが存在するこのCaddyのミニカーは、オリジナルの状態からかなりヤンチャな改造車になっていて、バンパーは前後とも外され、フロント側はグリル下にオイルクーラーが装備されています。
サイドにはゴツいオーバーフェンダーを装着、幅広タイヤが収まっています。

CADDYエンブレム、ちょっと実車と位置違う。
このモデルは、塗り分けも凝っていて、ヘッドライトやフロントグリルはもちろん、テールランプやアオリ戸のVOLKSWAGENのロゴまでしっかりと色差しされています。
驚くことに、隅っこにあるごく小さな”CADDY”エンブレムまで入れられています。
実車の貼り付け位置とちょっとズレてますが、ここまでやるとは凝ってます。
メッキホイールは、ゴム製のタイヤを履いていて、素のミニカーよりかなり手が入ったモデルです。
遊び心として、荷台に無造作に放り込まれたスケボーもきっちり色がついています。

スケボーに色差ししてるこだわり。
(まぁ,レースサポートカーにスケボーは載ってないと思いますが、ここは通常品のまま)いったいどれだけバリエーションがあるのか、ホットウィールのVW Caddy。
日本ではまず見かけることのないレア車ですが、世界では愛好家も多く、"スポーツトラック”としてチューンされたCaddy(北米ではRabbit Pickup)がまだまだ人気のようです。
ゴルフ顔のトラック、Caddy。
不思議な魅力が詰まったクルマです。

das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。


