ついに雪のシーズン到来! スポーツ性を重視したオールシーズン タイヤ「MICHELIN CROSSCLIMATE 3 SPORT」の実力を試すため、雪を求めて福島県の裏磐梯を目指しました。

すでに報告しているとおり、愛車のGolf8 GTIに、スポーツ志向のオールシーズンタイヤであるMICHELIN CROSSCLIMATE 3 SPORTを装着しました。前回のレポートでは、Golf GTIをワンディングロードで走らせ、これまでのオールシーズンタイヤの常識を破るスポーツ性能の持ち主であることを確認しました。
そして今回、ついに雪道を走るチャンスが訪れました。この日、東北地方などで前日から雪が降りだし、高速道路では冬用タイヤ規制が敷かれるなど、テストには打ってつけ。そこで、都内を抜けだし、東北道と磐越道を通って猪苗代磐梯高原ICまで行き、そこからは一般道で裏磐梯に向かいます。
磐越道は郡山JCTから西で冬用タイヤ規制になりました。こうした状況でも、サイドウォールに「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク」と呼ばれる山と雪のイラストが描かれているCROSSCLIMATE 3 SPORTは冬タイヤとして通行が可能です。路面はところどころシャーベット状の雪に覆われていましたが、とくに不安を感じることもなく、高速道路を走りきることができました。

猪苗代磐梯高原ICから一般道に出た直後は、周囲の道路はきれいに除雪されていましたが、裏磐梯に向かって徐々に標高が高くなるにつれて道路に雪が増え、途中からは見事な圧雪路となりました。

こんな状態でも、CROSSCLIMATE 3 SPORTを履くGolf GTIは十分なグリップが確保されていて、通常の積雪路であれば安心して使えるレベルにあり、慎重な操作を心がければ安定した走行が可能でした。これなら、都内や外出先で突然の雪に見舞われても、無事に自宅までたどりつけるでしょう。
一方、ID.4に装着している「X-ICE SNOW SUV」といったスタッドレスタイヤに比べると、当然のことながら安定感はスタッドレスタイヤのほうが一枚上手。また、オールシーズンタイヤは凍結路が苦手ということを考えると、凍結路を走る機会が多い降雪地域のユーザーはいうまでもなく、頻繁に降雪地域に出かける人もスタッドレスタイヤを選んだほうがいいと思います。
それはさておき、ドライでのスポーツ性と、スノーでの走破性をあわせもつことが確認できたCROSSCLIMATE 3 SPORT。おかげでこの冬は安心してGolf GTIで走りまわれそうです!

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)



