計画どおり、Golf GTIオーナーとしてGTI Fanfest 2024に参加できることになった私。しかし、予想外の事態が発生し、ウォルフスブルクにはすんなり辿り着くことができませんでした。

画像: ウォルフスブルクの象徴であるフォルクスワーゲンの4本煙突。

ウォルフスブルクの象徴であるフォルクスワーゲンの4本煙突。

Golf GTIが納車されたのは7月24日のこと。その翌日にはドイツに向けて出発するため、さっそく荷造りに取りかかります。今回は、GTI Fanfestの取材に加えて、「Golf8.5」「Passat」「Tiguan」「ID.Buzz LWB」「ID.Buzz GTX」に試乗できるというので、いつもより多くカメラを持参することに。ミラーレス1眼のEOSにGoPro、さらに、一脚や車載マウントなど荷物がどんどん増え、さらに、「GTI FanfestやAutostadtでいろいろグッズを買いたいな」と思い、わが家で一番大きなスーツケースの出番となりました。カメラやPC、バッテリーの類いは小さめのキャスターバッグに収めます。

出発当日の25日は、羽田からフランクフルト経由でハノーバーに飛び、そこからはシャトルでウォルフスブルクのホテルへ移動。到着は翌日の深夜1時くらいになりますが、途中、運転することもないので、羽田空港のカウンターでスーツケースを預けてしまえば、あとは気楽な旅です。

羽田からフランクフルトはとくにトラブルもなく、順調なフライトでした。しかし、午後7時ごろフランクフルトに到着すると、予想外の事態が! 当日の朝、空港内に環境活動家が侵入し、滑走路を封鎖。そのため、140便のフライトがキャンセルになってしまったのです。私たちが乗る予定のフランクフルト〜ハノーバー便もそのひとつで、いきなり空港で足止めを喰らう羽目に。

画像: 航空会社からの悲しいお知らせ。

航空会社からの悲しいお知らせ。

すぐにツアーに同行していたフォルクスワーゲン ジャパンのスタッフが奔走してくれたおかげで、フランクフルトのホテルは無事確保。一方、フランクフルト〜ハノーバー便はすでに翌日の席が予約できず、翌日の朝に高速列車のICEでフランクフルトからウォルフスブルクに移動することになりました。

とりあえず予定の半日遅れ程度でウォルフスブルクには辿り着けそうですが、問題は私の荷物。他のツアー参加者のほとんどは機内持ち込みの荷物だけで事なきを得ましたが、私が預けたスーツケースはフランクフルト空港でピックアップできず、行方知れずの状態。これまで何度も海外出張に行きましたが、こんな経験は実ははじめてです。

空港係員に尋ねると、とにかく追跡システムに登録して待てといわれ、個人情報やフライト情報、さらには荷物の転送先としてウォルフスブルクのホテルの情報などを入力して、あとは通知を待つことに。その後、フランクフルト市内のホテルに移動しますが、着替えも洗面用具もなく、ちょっと憂鬱な気分のまま次の朝を迎えました。

朝食をとるとすっかりリフレッシュできた私は、あとはなるようにしかならないと少し前向きに。ICEに乗る機会などめったにないため、フランクフルトからウォルフスブルクまでの移動を楽しむことにします。

画像: フランクフルト中央駅からICEでウォルフスブルクを目指します。

フランクフルト中央駅からICEでウォルフスブルクを目指します。

そして午後1時すぎにはウォルフスブルク駅前のホテルに到着し、まずはアジアンレストランでランチ。その後は、試乗する人、GTI Fanfest会場に向かう人、そして、着替えを調達するために買物に行く人にわかれます。

幸いなことに、ウォルフスブルク駅のすぐ近くにはファクトリーアウトレットがあり、私はここで下着と靴下を買い、また、駅前の「WOLFSBURG STORE」でGolf50周年Tシャツを手に入れました。

その後、ホテルから徒歩数分の場所にある街中のドラッグストアで洗面用具を買い、部屋でシャワーを浴びて準備完了。ようやくGTI Fanfestの会場に向かうことができました。

画像: 26日夕方、ようやくイベント会場に辿り着きました。

26日夕方、ようやくイベント会場に辿り着きました。

ちなみに、私の荷物は、出張3日目にあたる27日にハノーバー空港に送られ、その日のうちにホテルに届きました。必要に迫られて購入した着替えや洗面用具の代金は、後日航空会社から補填される予定です。メデタシ、メデタシ。

(Text by Satoshi Ubukata)

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