■Golf GTI ■Majorette (France) ■76mm
なぜ、なぜ、ITALIAN MODELのパッケージにGolfが収まっているのか?
若干戸惑いながら手に取る、すごい色のGTI。
スーパーだからといって、油断はできません。
時々こうしてGolfに出会うのですから。
これは、スーパーで売っているいわゆる「食玩」と呼ばれるミニカー付きお菓子。
いや、お菓子付きミニカー、じゃないかとも思うのですが、あくまでもミニカーはオマケ。
玩具店ではなく、コンビニの流通にオモチャを流すために発明されたという話もありますが、昨今では3万円!というオマケ付きガムが話題をさらっているようで…。
ちょっと脱線しましたけど、冒頭で触れたように、パッケージに大きなギモンを抱きつつ購入したGolf7 GTI。
なぜ、ITALIAN MODEL?
ケースから取り出してみます。
そもそも、ミニカーメーカーのMajoretteはフランス。
しかし、シャシーには、ドイツのオモチャブランドDickieの刻印も。
そして生産国はタイで、極め付けがITALIAN MODELというパッケージ。
実に4カ国が絡むグローバルなミニカー。
あ、これを食玩として商品化しているのは我が国のカバヤだから、実に5カ国が絡んでいます。
実車のGolfがボーダーレスではあるので、ミニカーがそうでもおかしくない…のか?
このシリーズ、以前にはまともな色、ホワイトのGolf7 GTIも出ていますが、それはこんなパッケージではなかったので、なぜ今回イタリアンモデルに移籍したのか謎。
メタリックライムグリーンとでも言いましょうか。
実車には設定のない色と思われます。プロポーションは申し分なく、リヤゲートが開くのはいいですね。
ホイールデザインもかっこいい。
ドイツを代表する車種だけに、よもや間違えたりするわけないよなぁ、とパッケージをよく見ていると「ITALIAN MODELにはイタリア車以外もラインアップしています。」・・・ラインアップしてるんかい!
意図的ならそれはそれでまた謎が深まります。
だって、同じ棚にあったポルシェは、GERMAN MODELってパッケージに収まってるんですよ。
うーむ。
das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます