■ ID.4 ■ MATCHBOX (United Kingdom)

画像1: Golfgang Nr.288:ID.4

じわじわと増えてますね。

世界は元より、日本国内でもEVは徐々にそのシェアを伸ばしています。

EVの中でも、エンジンを持たない純粋な電動車を「BEV」と呼び、このID.4は2022年より日本国内を走り始めたBEVになります。航続距離は500km以上と言うので、かなり実用性も高そう。

さて、このミニカー、なぜかパッケージには車名であるID.4の記述がなく”EV4”ってなってるんですが、どういう事情でしょう?トミカサイズではありますが、実車では20インチの大径ホイールが堂々とした存在感を発揮しています。ジャンルとしてはSUVになりますかね。

画像2: Golfgang Nr.288:ID.4

新しいフォルクスワーゲンのMEBプラットフォームが持つ特徴を活かした長いホイールベースが、ミニカーにも伸びやかなフォルムを与えています。直線と曲線が巧みにブレンドされた実車のボディラインも忠実に再現。

画像3: Golfgang Nr.288:ID.4

ミニカーブランドのマッチボックスは英国発祥のミニカーですが、現在はアメリカ最大の玩具ブランド・マテルの傘下にあるようです。そして、このミニカー自体の製造国はタイとのこと。

画像4: Golfgang Nr.288:ID.4

このコラムでは、ミニカーの産国表示をしているのですが、昨今ブランドの買収や統合などが複雑に入り組んでおり、なんと書けば良いか悩ましい。今のところは、パッケージのブランド名、この場合はマッチボックスが英国発祥なので、それを表記しております。かつては、製造した各国の特徴が出て、気質や文化背景みたいなものも透けて見えたのです。

画像5: Golfgang Nr.288:ID.4

初代ゴルフのミニカーだと、フランス製、日本製、ドイツ製、フィンランド製、イタリア製…とそれぞれデフォルメも個性的だったりしたのですが、グローバル化、ボーダーレス化の波はミニカーをも呑み込んで、その辺りの楽しみは残念ながら失われつつあります。

面白みがないとも言えるけれど、ミニカーという存在自体がその時の世界情勢を映す鏡になっていると考えれば、そういう背景もまたミニカー世界史の1ページなのでしょう。

画像6: Golfgang Nr.288:ID.4

さて、このIDシリーズ、実車ではBuzzをはじめ、いろんな車種がラインナップされています。VWミニカー界も新車ラッシュになるか!?

画像7: Golfgang Nr.288:ID.4

das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます

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