新しい1.0 TSIエンジンを搭載した「Polo」で“燃費調査”。途中給油せず、熊本まで辿りつけるでしょうか?

画像1: 【燃費調査】Poloで目指せ熊本!

7月30日〜31日、大分県のオートポリスでスーパー耐久シリーズ第4戦が開催され、その取材に行くついでに(!?)、恒例の“燃費調査”を実施することに。今回の相棒は6月に発売されたPoloです!

クルマの概要は上のニュースをご覧いただくとして、この新しい1.0 TSIエンジンは、「Golf8 eTSI Active」や「A3 Sportback 30 TFSI」に搭載される1.0L 直列3気筒直噴ガソリンターボと基本的に同じもので、ひとまわりボディが小さいPoloではかなりの低燃費が期待できます。一方、Poloの場合は48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されないのと、燃料タンクが40Lと小さめなことから、高速を無給油でどのくらい走れるのか、興味津々です。

カタログでは、高速道路モード(WLTC-H)の燃費は19.7km/Lで、単純計算では19.7[km/L]×40[L]=788km走行できます。一方、東京から高速道路で熊本を目指す場合、走行距離は約1160kmで、29km/Lの低燃費を達成する必要があります。これまで以上に厳しい戦い(!?)が予想されます。

今回借り出したのは「Polo TSI R-Line」。スポーティな内外装が魅力のグレードですが、実はこのR-Lineにだけ「ドライビングプロファイル機能」が搭載されており、エコモードを選ぶことでアクセルオフで惰力走行が可能な“コースティング”が使えます。これが燃費運転に効くはずなので、あえてR-Lineを選んだわけです。

画像2: 【燃費調査】Poloで目指せ熊本!

スケジュールの都合で、今回も東名高速道路の海老名SAから九州道の熊本インターを目指します。東名〜新東名〜伊勢湾岸道〜新名神〜名神〜新名神〜山陽道〜中国道〜九州道と乗り継いだ場合の距離は約1135kmです。

走り出してしばらくは、瞬間燃費を見ながら巡航速度を決めます。燃費が稼げて、現実的な速度としては70〜75km/hあたりが良さそうです。基本的にはACCを活用し、瞬間燃費の数字を確認しながらACCの設定速度を微妙に調整してPoloを走らせます。

ただ、実際に走り始めてみると、上り坂や平坦な道は良いものの、下り坂ではエンジンブレーキがかかり、エネルギーを捨ててしまう場面も。そこで、瞬間燃費で表示が「——」になるとき(燃料カットが働き、エンジンブレーキがかかっている状況)はACCを切り、エンジンブレーキが働かない“コースティング”を使いました。

ちなみに、48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されるGolf8などがコースティング時に完全にエンジンをオフにして燃料消費をゼロにするのに対して、ポロの場合はギヤがニュートラルになるだけでエンジンはアイドリングを続けるので、燃焼はわずかに消費され続けます。

戦略が決まったところで、あとはひたすらゴールを目指すだけ。とはいえ、ずっと走り続けるわけにもいかないし、この時期、車中泊というも辛いので、多少燃費が落ちるのは承知のうえで、旅程の真ん中あたり、山陽道の赤穂インターでいったん高速道路を降りてホテルに宿泊することにしました。

区間区間距離[km]累計距離[km]区間燃費[km/L]累計燃費[km/L]走行可能距離[km]
海老名SA〜静岡SA13213223.823.8710
静岡SA〜大津SA25638925.925.2740
大津SA〜赤穂市内16155126.325.5590
赤穂市内〜宮島SA21776824.625.2350
宮島SA〜王司PA16293125.425.2190
王司PA〜北熊本SA178111024.825.220

赤穂以外でも、1日目、2日目ともに途中2カ所ずつピットストップを行いました。肝心の燃費ですが、平均で約25km/Lといったところで、スタートから1000kmを過ぎたあたりで燃料警告が点灯。しかし、走行可能距離が100kmと表示されていたので、熊本インター手前の北熊本SAまでは辿りつけると踏んで走行を続けました。

幸い、北熊本SAには走行可能距離20kmで無事に到着。海老名SAから1110kmを無給油で走破することに成功しました! サービスエリア内のガソリンスタンドで給油すると、ハイオクガソリンが40.97L入りました。燃料タンクと給油口のあいだに溜まっていたガソリンに救われたかたちです(笑)

過去5回の燃費ランキングは次のとおり。

順位モデルエンジン燃費走行距離走行区間
1Golf8 eTSI R-Line1.5 TSI29.6km/L1,366km東京IC〜鹿児島料金所
2Golf7 TDI2.0 TDI29.5km/L1,208km御殿場IC〜熊本IC
3Golf Touran TDI2.0 TDI27.9km/L1,350km東京IC〜鹿児島料金所
4A3 Sportback 1st edition1.0 TFSI27.2km/L1,127km海老名SA〜北熊本SA
5Polo TSI R-Line1.0 TFSI25.2km/L1,110km海老名SA〜北熊本SA

1.5 TSIと48Vマイルドハイブリッドを搭載したGolf8 eTSI R-Lineの燃費は驚くほどですが、48Vマイルドハイブリッドなしで25km/Lオーバーを達成したPolo TSIもなかなかのものです。

画像3: 【燃費調査】Poloで目指せ熊本!

さて、熊本に到着したあとは、阿蘇山周辺や大分県のオートポリスあたりで週末を過ごし、大分市へ。ここから国道九四フェリーで大分県佐賀関から愛媛県三崎に移動し、松山道の伊予インターへ。途中、一部高速道路を使いましたが、375km走行時の燃費は15.9km/Lでした。

伊予インター手前で給油し、ここからは松山道〜高松道〜神戸淡路鳴門道〜山陽道〜新名神〜名神〜新名神〜伊勢湾岸道〜東名と走り、足柄SAに着いたところで給油。とくに燃費走行をしなかったものの、750km走行時の燃費は18.2km/Lでした。

海老名SAを出発してから足柄SAに戻るまでの累計データは、走行距離2236km、平均燃費20.5km/L。その低燃費に加えて、Poloの良くできたシートと安定した走りのおかげで思いのほか疲労が少ないのがうれしいところで、また機会があれば、ロングドライブに連れ出したいと思います。

(Text & photos by Satoshi Ubukata)

This article is a sponsored article by
''.