先日履きかえたNokian Tyres(ノキアンタイヤ)の「SEASONPROOF(シーズンプルーフ)」で、雪のある場所まで足を伸ばしてみました!
首都圏を襲った雪にあわてて、e-Golfにオールシーズンタイヤ「NOKIAN SEASONPROOF」を履かせたのは前回紹介したとおりです。
その後、“ひと皮”むけるくらい走ったあと、性能を確かめるためにドライブに出かけました。
NOKIAN SEASONPROOFを装着するにあたり気になっていたのが、乗り心地とノイズ、そして、燃費(電費)です。とくに電気自動車のe-Golfでは、タイヤを選ぶ際に電費はとても重要です。
下の写真は、タイヤに貼られていたラベル。EUラベリングのデータがひとめでわかるようになっています。中央左が転がり抵抗のグレードで、EUラベリングの「C」は、日本の低燃費タイヤ「A」にあたるとのこと。一方、中央右がウェット性能を表し、EUラベリングの「B」は日本の「b」にあたるといい、このNOKIAN SEASONPROOFも日本の低燃費タイヤに相当していることがわかります。
実際に走ってみた印象ですが、まずはノードノイズがよく抑え込まれていることに感心します。コンフォート系のサマータイヤと互角、あるいは、優っているというレベルです。乗り心地もマイルドで、それでいて、腰砕け感がないしっかりした印象。トレッドパターンから想像するようなゴツゴツした感じもありません。これなら快適なドライブが楽しめそうです。
今回は高速の燃費もチェックしてみました。タイヤを交換する前後で、同じルートをほぼ同じようなペースで走行。具体的には常磐道下りの守谷SAから友部SAまでを、ACCを85km/hに設定して走ってみました。
「km/kWh」で示される電費は数字が大きいほど良いのですが、「Michelin Primacy 4(ミシュラン プライマシー4)」が7.5km/kWhだったのに対して、NOKIAN SEASONPROOFは7.4km/kWhと大健闘。5〜10%の低下を覚悟していましたが、予想以上に電費が良いことに驚きです!
この日はそのまま磐越道を使って猪苗代磐梯高原ICまで走ってしまったのですが、雪の残る一般道や圧雪路ではスタッドレスタイヤに近い感覚の「走る・曲がる・止まる」を実感。走行時の安定感も高く、安心して走行することができました。
一方、スタッドレスタイヤに比べて凍結路は弱いといわれているオールシーズンタイヤだけに、あえて一般道でそれを試すことはしませんでしたが、出先で突然の雪に見舞われても不安なく家に戻れるだけの性能を有していることは十分に確認できました。
快適性の高さに加えて、想像以上に電費も良かったので、冬だけでなく、一年を通じてe-Golfに履かせてもいいかなと思っています。
(Text & photos by Satoshi Ubukata)