2021年9月6日、フォルクスワーゲンは、コンパクトクロスオーバーEVのコンセプトカー「ID.LIFE」をIAA 2021(ミュンヘンモーターショー)で発表する。

画像1: ミュンヘンショーで「ID.LIFE」コンセプトを発表

ID.LIFEは、都市向けにデザインされたコンパクトな電気自動車。全長4091×全幅1485×全高1599mmという短い全長により、取り回しのしやすいサイズに仕上げられている。

見てのとおり、デザインはいたってシンプルで明確。ルーフは軽量な素材を使用し、取り外せば手軽にオープンエアモータリングが楽しめる。

画像4: ミュンヘンショーで「ID.LIFE」コンセプトを発表

ID.LIFEは、電気自動車用のプラットフォームとしてフォルクスワーゲンが開発した「MEB(モジュラー・エレクトリック・ツールキット)」を用いるが、これまでのモデルがリヤアクスルのモーターで後輪を駆動するのに対し、ID.LIFEはフロントアクスルのモーターで前輪を駆動する。

搭載される電気モーターは最高出力172kW(234PS)、最大トルク290Nmの実力を持ち、0-100km/h加速は6.9秒。57kWhの駆動用バッテリーを搭載し、最大400km(WLTP)の航続距離を実現するという。

画像5: ミュンヘンショーで「ID.LIFE」コンセプトを発表

インテリアもシンプルで、ダッシュボードからスクリーンを引き出せば、車内で簡単に映画を見たり、ゲームを楽しむことができる。ゲーム機などのために、230V/16Aのコンセントも用意される。

フォルクスワーゲンは、ID.LIFEを2025年に市販する予定で、価格を2万ユーロ(約260万円)と低く抑えることで、若者を取り込みたい考えだ。

(Text by Satoshi Ubukata)

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