乗り始めて約4カ月が経過し、走行距離が5,000kmを越えたということで、オイルを交換しました。
編集部に来る前にすでにオイル交換はされていたようですが、何を入れたかなどは不明でしたし、それなりに距離も走ったので、いつものように「maniacs STADIUM」でオイル交換を実施することにしました。
いつ交換したかも不明なDSGオイルも一緒にお願いすることにしました。今回選択したオイルは、フランスの「Unil opal(ユニルオパール)」です。
Unil Opalは欧州の高品質ベースオイルを使用し、優れた性能が自慢。フランス国内のアフターマーケットにおいて1、2を争うほど高いシェアを誇っています。選択したオイルはドイツ車にベストマッチといわれる「OPALJET ENERGY 3」です。同社のOPALJETシリーズ最上級クラスのオイルで、VW504.00/507.00規格をクリア。GTIの心臓部を持つ6バリには打ってつけといえますね。
同時交換のDSGオイルは、デュアルクラッチギヤボックス専用フルードとして販売している「MATIC DCT」を選びました。
まずはエンジンオイルから作業開始です。
もちろんオイルフィルタも交換しますが……おや、いままで付いていたフィルターとは見た目が違いますね。熊沢メカによればゴルフ6が現役の時代から何度か仕様変更が行われ、現在は右の姿になっているようです。さすが長年メカとしてフォルクスワーゲンを診てきただけに、オイルフィルターひとつ取っても深い話が聞けます。
新しいエンジンがトクトクトク……と注がれていきます。この瞬間は何度見ても良いですね。
今回エンジンオイルには「レヴィテック」も注入しました。これで自分なりのリセットができたつもりです。
続いてDSGオイルの交換。
6バリは6速湿式DSGで、計5Lを注入します。実際はもっと入るようなのですが、全部抜け切らないとのことでこの量で十分だそうです。今までの自由落下方式とは違って、圧送装置によりあっという間に飲み込まれて行きます。
最後にDSGのキャリブレーションも行い最適化。これでひととおり潤滑系がリフレッシュされました。
さっそく乗り出してみると実にスムーズな走り。DSGの引っかかりもなくシフトチェンジも違和感がありません。ちょっと気にしていた部分なのでこれは大きな改善です。
エンジンの振動やノイズも減り、気持ちの良い加速が手に入りました。なんというか、ユルさが消えたぶんカッチリシットリ、メリハリのある走りに変わった印象です。
先日行われたゴルフ8の試乗会にも乗って行きましたが、長距離ドライブでもストレスのないドライブフィール。相変わらず足が気になりますが、箱根の山もトルクフルにグイグイ登ります。
トータルでグレードアップされたような6バリ、リフレッシュ大成功です。
(Text by Kinari Arashima)