■Golf ■3D print ■約50mm

画像1: Golfgang Nr.262 : Golf

3Dプリンターの進化がすごいです。

無理やり日本語にすれば「立体印刷機」とでもいうのでしょうか。プラモデルのキットがないような車種でも、パーツから自分でつくることができるようになり、私も模型づくりに多用するようになりました。

立体化の手法はいくつかありますが、基本的な原理としては、ケーキの上に生クリームを絞り出すあのノズルの精密なやつだと思えばわかりやすいかもしれません。

画像2: Golfgang Nr.262 : Golf

この建築物のようなゴルフのオブジェは、デザイナーの内田さんからいただいたものです。ボディの後ろにリングを通す穴があり、本来はキーホルダーとして造形されたものですが、この「サポート材がついた出力時の姿」がなかなか格好いいので、この足場を切り離さず「ぜひそのままください!」とお願いしたものなのです。

このゴルフのプリント方法は“光造形”といって、素材(レジン)の溶液にUVレーザーを当てて、非常に薄い層を固めながら積み上げていきます。ネイルなんかで樹脂を固めるやり方と基本は同じです。

この方法の特徴は高精細で滑らかな造形ができる点で、非常に薄い層を重ねていくにもかかわらずその積層した跡がほとんど見えないので、かなり表面が綺麗に仕上がります。

この5cmほどのゴルフでもシャープなボディ形状や窓の彫り込みなど非常に精密にできています。

画像3: Golfgang Nr.262 : Golf

ちなみにこれをプリントしたのは「Form 2」という機械だそうです。現時点でもかなりの精度が出ているので、この先の進化が楽しみなテクノロジーです。

アートのようなゴルフのオブジェ。内田さん、ありがとうございました。

画像4: Golfgang Nr.262 : Golf

◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。

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