先日、JAIA(日本自動車輸入組合)が、2019年の輸入車モデル別販売ランキングを発表しました。2019年のナンバーワンは?
かつて、輸入車の人気ナンバーワンといえは「ゴルフ」で、2015年まで28年連続でナンバーワンに輝いてきました。しかし、2016年、「ミニ」に首位の座を奪われてからは2位が続いており、2019年もゴルフ(ゴルフ トゥーラン含む)は首位のミニに次ぐ2位に終わっています。
順位 | 2019年 | 2018年 | ||
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1 | ミニ | 23,813 | ミニ | 25,983 |
2 | ゴルフ | 19,524 | ゴルフ | 21,316 |
3 | Cクラス | 17,210 | Cクラス | 18,321 |
4 | Aクラス | 11,197 | ポロ | 11,079 |
5 | ポロ | 10,765 | Eクラス | 10,454 |
6 | 3シリーズ | 10,235 | 40シリーズ | 8,440 |
7 | 40シリーズ | 8,833 | 3シリーズ | 7,997 |
8 | 60シリーズ | 7,560 | 5シリーズ | 7,474 |
9 | Eクラス | 7,285 | 2シリーズ | 7,399 |
10 | GLC | 5,636 | X1 | 7,249 |
11 | 2シリーズ | 5,506 | 1シリーズ | 6,746 |
12 | X1 | 5,431 | Aクラス | 6,465 |
13 | ティグアン | 5,406 | GLC | 6,316 |
14 | A3 | 5,198 | 60シリーズ | 6,205 |
15 | Bクラス | 5,068 | CLA | 6,169 |
16 | ラングラー | 4,873 | A3 | 5,951 |
17 | CLA | 4,854 | X3 | 5,230 |
18 | X3 | 4,846 | ザ・ビートル | 4,857 |
19 | 1シリーズ | 4,645 | ティグアン | 4,770 |
20 | Q2 | 4,581 | Q2 | 4,767 |
フォルクスワーゲンの他のモデルを見ると、ブランドで2番目に販売台数が多いポロが1つ順位を下げ、また、すでに生産が終了している「ザ・ビートル」がトップ20から姿を消しました。対照的に、「TDI 4MOTION」の追加で販売台数を伸ばしているティグアンがポジションを上げ、TDIの導入が販売増に結びついていることを示しています。
2020年に関しては、1月28日に販売がスタートした「T-Cross」が好調で、ザ・ビートルの穴を埋めるばかりか、トップ10入りが十分期待できます。加えて、2020年半ばに導入予定のクロスオーバー「T-Roc」、そして、バリエーションが増えたTDI搭載モデルが、販売台数を押し上げてくれるはず。
気になるゴルフですが、TDIが追加になったとはいえ、ゴルフ8はまだしばらく“お預け”という状況のため、輸入車ナンバーワンに返り咲くのは2021年でしょうか?
(Text by Satoshi Ubukata)