■Golfsrudel #04 ■Museum ■Stockerau Austria
いっこうにネタは尽きません。
今回はヨーゼフ氏の実車周辺コレクションをご紹介。これはほんとのほんとに、ほんの一部なんですよ。
古の名言に「モノは棚を呼び、棚はモノを呼ぶ」というのがありますが、色々集め始めてディスプレイケースなんて買ったが最後、そのケースをいっぱいにしたくなってまたモノが集まり、あっという間にケースは満杯。また次のケースを……と、いわゆる“底ナシ沼”へいらっしゃい〜なワケです。
ヨーゼフのとこは、そのケースを幾らでも展示できる巨大空間なので、ギガスペース使い放題のグッズ容量無制限プランなのです。
そんなわけでゴルフに関する森羅万象がここオーストリアに集積しています。
大抵のクルマ好きは「愛車のミニカー」って欲しくなるもんだと思いますし、一台あれば満足しちゃうのが普通ですが、嗜好が半歩深まると周辺グッズ(ロゴの入ったスマホケースとか、マグマカップとか、キャップとか)に手を出し始めます。
ディーラーで買えるものを集めているウチはまだご家族の理解も得られる範囲でしょう。だがしかし、さらに嗜好が深まる、あるいは違うベクトルへ向き始めると、古いカタログを探し始め、いつ使うとも知れないパーツや、興味のない人には「ゴミ」にしか見えないものまで取り置くようになるのです。
私のとこでいえば、空き缶とか包装紙とかラムネの容器とかですかね。ロゴが入ってるとね……。
しかし、とても数えきれないアイテムの数々。さすが本拠地(ドイツのお隣ではありますが)は違います。
ボールペンひとつとっても、100本はくだらない。ピンバッジにキーホルダー、腕時計から缶詰まで……そして大量生産品ではないミニチュアカーも。
ヨーゼフは、「ミニカーは1000台くらいしかない」といってましたが、5000台ある私のとこにもないミニカーも結構あり、これはもう果てしない道のりであることを再認識いたしました。
あぁ、スペースがあるって危険だなぁ(笑)
ある線を越えると、集まってきちゃうんでしょうね。
「ウチにあってもいずれ捨てちゃうけど、ヨーゼフなら所蔵してくれるだろう」って。でも、そういう善意?のアイテム以外にも、ラリーゴルフのホワイトボディを筆頭に、ディーラーの看板や車両のテスターなど、けっこうアンテナ張ってないと手に入らないものも溢れてます。
そんなヨーゼフは、ラオホファングケーラーマイスター(Rauchfangkehrermeister)。煙突掃除職人なのです。欧州では暖炉と煙突のある建物が多く、万一詰まると一酸化炭素中毒を招くことになるので定期的な清掃が欠かせません。煙突掃除職人は幸運のシンボルとされていて、シルクハット姿で描かれるそうです。一定の区域を一人の職人が受け持つとのこと。
博物館の駐車場には、仕事用の車なのでしょう、これもワーゲンのトランスポーター(T5)が停まっていました。
彼とはこれからもゴルフ情報を交換していきたいと思います。
私が訪れたときの写真を「最遠からの訪問者」ということで館内に掲示してくれたそうです(笑)
あとは実際に訪れた時のお楽しみに……ということで、ゴルフスルーデル訪問記はこの回で終わりにします。
濃ゆいゴルフの世界におつきあい、ありがとうございました。
Wiesenerstraße 3, 2000 Stockerau Austlia
Anfang April bis Ende Oktober(開館期間4〜10月末)
jeweils Sa, So & Feiertags von 10.00 – 18.00 Uhr(土日と金曜の10〜18時)
Eintritt ist bis 17.00 Uhr möglich!(入館は17時まで)
Eintrittspreis:€ 9.- | Kinder bis 15 Jahre FREI!(入館料9ユーロ/15才以下無料)