以前、VWやアウディのカスタマセンターの話を書きました。日本でオーダーしたクルマも、ドイツのカスタマーセンターで引き取れたらいいのに......と思っていたら、あのブランドがサービスを始めるとのこと。
うっ、うらやましい!
そのブランドとは、メルセデス・ベンツ。「European Delivery Program(ヨーロピアンデリバリープログラム)」といい、日本でオーダーしたメルセデスを、ドイツのジンデルフィンゲン工場のカスタマーセンターで受け取り、ドイツをドライブしたあと、後日日本で再納車するという、なんとも面白そうなシステムを、メルセデス・ベンツ日本(MBJ)が始めたのです。
MBJのホームページを見ると、モデルプランが掲載されていますが、それによれば、6泊8日のスケジュールで
・カスタマーセンターでの納車式
・工場見学
・メルセデス・ベンツミュージアム見学
・アウトバーンドライブ
・ホッケンハイム・サーキット走行
・ドイツ観光
というアクティビティが用意されています。
クルマが並行登録になるという難点はあるものの、それでもMBJの保証は受けられるので、売却価格を考えなければとくに不自由はないでしょうし、日本にはない仕様をオーダーできる楽しみもあります。それなりの出費は覚悟のうえで、新しいクルマとの生活をドラマチックに始めたい人には、願ってもないプログラムといえるでしょう。
こんな粋な計らいが、VWやアウディでも始まるといいのに......。
たとえばVWなら、飛行機でフランクフルトに到着後、「ICE」(ドイツの新幹線!?)でウォルフスブルグ(WOB)へ。WOBでは、アウトシュタット内にあるリッツカールトンに宿泊します。
2日目は納車式と工場見学、そして、アウトシュタットを見学。3日目はベルリンまでドライブ。4日目はオッシャースレーベンサーキットを体験走行......なあんて、夢は広がります(笑)
そんなことを考えていたら、アウトバーンを走って、WOBに行きたくなってきました。