10月末の週末、長期テスト車のゴルフを借りだして、ロングドライブへ。目的地はWTCCが開催される岡山。
マキムラ編集長とのふたり旅です。
ふたりで温めていた「ゴルフ6で遠出しよう計画」。WTCCが開かれる岡山まで、東京から自走で行こうという話がまとまったのが10月上旬のことでした。その盛り上がりようは厚木ICから東名に入る直前に、ガソリンを満タンにします。ETCカードも確認して準備万端! いざ東名高速へ。
まずはマキムラ編集長がドライバーを務めます。週末にもかかわらず、朝8時台の東名は意外に空いています。ペースを上げたいところですが、今回は"エコラン対決"という裏テーマがあるので、一番左の走行車線をおとなしく走ります。
牧ノ原SAでドライバー交替。厚木IC〜牧ノ原SAの第1区間トリップコンピューターによれば、約160kmの距離を平均速度90km/hで走行して、平均燃費は18.7km/Lでした。ちなみにこの区間では、エアコンをときどきオンにしています。ゴルフのガソリンタンクは55Lですから、この調子でいけば1000km超は難しくありません。
しかし、ステアリングを託された僕はさらなる好燃費を目指して、エアコンをオフ。外気温は20℃を超えていましたが、まあ、なんとかガマンできます。速度は80〜100km/hくらいで、やはり左レーンをキープし、ときおり遅いクルマに追いついたときには一瞬追い越し車線に出て、追い越したあとはすぐに左レーンに戻ります。
すると、区間平均燃費はグングン上がり、いつのまにか25km/Lをマーク。トリップコンピューターでレンジ(航続距離)を確認すると1000kmを超えています。トリップメーターは200kmを回っていますから、満タンで1200km以上も夢じゃないということになります。凄いぞ、ゴルフ! でも、そうなると、どこまで行ってUターンすれば、岡山でタンクが空になるのだろう? 運転しながら、悩む僕......。
ところが、東名の音羽蒲郡IC〜岡崎IC、そして、伊勢湾岸道に入り、四日市IC手前あたりで渋滞に捕まってしまいました。燃費の数字はみるみる下がっていき、御在所SAに辿りついたときには21.2km/Lに。エコラン最大の敵は、渋滞でした。ちなみに、走行距離はおよそ166km、平均速度は60km/hでした。
御在所SA付近が渋滞していたので、とりあえずお昼に。まったりするまもなく、再スタート。ステアリングをマキムラ編集長に委ねます。「快適性を犠牲にしないのが僕の主義ですから」とエアコンオンで走り出しました。新名神〜京滋バイパス〜名神〜中国道を快調にドライブ。
あまりの順調さに、睡魔が襲ってきたところで、西宮名塩SAへピットイン。第3区間は、走行距離90km、平均速度80km/hほどで、平均燃費は19.0km/Lを記録しています。
ここからは、再び僕がドライバーを務めます。マキムラ編集長に対抗し、エアコンはオン! 時間が時間だし、関東地方よりもやや気温が高いので、やむをえません。神戸JCTではカーナビの指示にしたがわず、あえて中国道を選びました。岡山の勝央SAまでの約175kmも、渋滞などには見舞われず、順調に距離を延ばすことができました。平均速度は第3区間とほぼ同じで、平均燃費も18.9km/Lと、ほぼマキムラ編集長と同じレベルでした。
この時点でトリップメーターの数字は592.6km。燃料はまだ半分以上残っています。一番上の写真が勝央SAですが、のんびり走ってきたのと、途中渋滞に捕まったため、午後4時を過ぎています。このまま同じペースであと500km走るとなると6時間以上はかかる計算。明日は早い時間に岡山国際サーキットに行きたいので、ちょっとツライよなぁ......ということで、急遽、予定を変更し、岡山自動車道で南下し、岡山ICを目指すことにしました。
最終ドライバーのマキムラ編集長、さらなる記録アップを狙ってクルマに乗り込みましたが、岡山自動車道に入るやいなや、自然渋滞に巻き込まれてしまい、距離97.5km、平均速度64km/hのドライブで、それでも平均燃費は19.3km/L。
この写真は、岡山ICを下りた直後のメーターです。
燃料計は半分を過ぎたあたりで、航続距離はあと430kmあります。1000km越えは楽勝、渋滞がなければ満タンで1200km走れるゴルフ6に、あらためて感心した1日でした。