2月1日の夜からから2日の朝にかけて、関東地方は久々に雪に見舞われました。ウチのゴルフヴァリアントにスタッドレスを履かせておいてよかった。
雪への備えは万全だったのですが、実はよりによって2日は、ゴルフRとシロッコRの報道試乗会が予定されていたのです。しかも、試乗ルートとして設定されていたのが箱根のターンパイク! いや〜な予感がしてましたが、まさか的中するとはねぇ。
せっかくの試乗会なので、行き帰りに試乗しようとポロを借りたものの、サマータイヤを履いていたため、大事を取って急遽ウチのゴルフヴァリアントで行くことに。ただ、結果的には自宅から試乗会場までサマータイヤでも大丈夫そうでした。
問題はゴルフRとシロッコRの試乗です。僕の試乗枠は朝一番で、箱根の有料道路はもちろん全滅! ターンパイクの係員さんの話では、頂上の大観山あたりは約30cmの積雪だったとか。これでは、開いていたとしてもノーマルタイヤを履く試乗車では走れません。ちなみに、上の写真は海外で撮影されたもので、あくまでイメージ。今回の試乗会とは関係ありません。そもそも日本仕様にレッドはありませんから。
Rシリーズということで、ターンパイクで自慢の走りを試してみたかった僕としては、かなりテンションが下がりました。春が来て、雪が融けたらリベンジしようと心に決め、小田原厚木道路と西湘バイパスあたりを流してきましたので、その様子は近日中にレポートします。
ところで、雪で思い出したのが、昨年2月に参加したスタッドレスタイヤの取材。場所は北海道士別市にあるブリヂストンのプルービンググラウンドです。
昨年9月に発売になった「ブリザックREVO GZ」のテストです。この手の取材は、商品が発売されてからでは間に合わないので、前のシーズンに取材し、発売とともに記事を展開するというのが慣例になっています。ちなみにその記事がこちらです。
REVO GZの性能は舌を巻くほどの高さでしたが、まあそれはさておき、テストコースでは、スポーツセダンからミニバンまで、REVO GZを履くいろいろなタイプのクルマを試すことができました。たいていは4WDなのですが、なかには写真のようなFF車もあります。
一見、ふつうのゴルフ5ですが、よく見ると珍しい左ハンドル車。そして、乗り込むとさらにビックリ! マニュアルです。しかも、TDIだぁ! どうやらBSがテスト用に並行輸入したクルマのようです。このまま乗り逃げしたい! そんな誘惑に駆られながらコースに入ると、TDIならではの力強さに感激するとともに、ゴルフってなんて走らせやすいクルマなんだろうと、あらためて感じましたよ。同じタイヤを履くクルマでも、FRベースの4WD車はコーナーが迫るたびに緊張する(実際、スピンしかけました)のに、ゴルフはとてもリラックスできるんです。FFベースの4WD車に引けを取るわけではなく、クルマによってはゴルフのほうが安心して走れるくらいですからね。
いい足、いいボディしてるなぁ、ゴルフ! そんなことを考えながらニヤニヤしてるのは僕くらいのものですが、あらためてゴルフの性能の高さを確認した瞬間でした。