日本に導入される前からすでに、多くのファンが熱い視線を注いできたポロGTI。そんな注目のモデルを連れ出して、伊豆まで足を伸ばしてみました。
人気のモデルだけに、広報車の空きと僕のスケジュールがうまくあわず、VGJから連れ出せたのはデビューから約1カ月経った、10月の半ばでした。マキムラ編集長と連れだって向かった先は伊豆......。いつもの箱根からは目と鼻の先なんですけどね(笑)
すでに
不思議に思いスペアタイヤを外してみると、その下にはバッテリーが潜んでいました。「そういえば、試乗会のプレゼンでそういっていた記憶が......」とはマキムラ編集長。その結果、ポロGTIのラゲッジスペースは高さが約10cm、容量で約70L、ノーマルに比べて少なくなります。
GTIの購入を検討している人は要チェックですぞ!
バッテリーをリアに移したのは、ノーズを軽くしてGTIらしいハンドリングを目指したため......というのがVWの言い分です。実際、ポロGTIは軽快な身のこなしが印象的。それでいて、リアに落ち着きがあり、危なっかしい感じがしないのがうれしいところです。
この日は高速道路や街中も走ることができましたが、そこであらためて確認したのが、1.4Lツインチャージャーが低回転で実に力強いことです。エンジン回転が低い状況でも軽くアクセルペダルを踏むだけでぐいぐいとクルマを押し出していく......。ゴルフよりもボディが軽いポロGTIでは、輪をかけて頼もしく思えます。コーナーでの立ち上がりが早いので、ワインディングロードの楽しさも加速します。
そういった状況では、さすがに燃費は10km/Lを割りますが、トータルでは余裕で10km/Lを超え、ワインディングロードの除けば10・15モード燃費に近い数字を出したのは立派でしょう。
ただ、前にも書いたとおり、個人的には高回転までスパーっと吹け上がらないエンジン特性がもの足りなく思えるのも事実で、値段は高いけれど、気持ちのいい吹け上がりを見せるゴルフGTIが諦めきれないわけで......。
ポロGTIの登場により、次のクルマを選ぶ楽しみが増えたことだけは確かなようですが(笑)