1月の連休に、クロスポロを借り出して、近所をウロウロしてみました。
振り返ると、2010年のフォルクスワーゲンはポロ一色でした。正確には新型ポロのデビューは2009年ですが、1.2 TSIの追加やGTI、クロスポロなどバリエーションの拡大、そして、いろんな賞の獲得など、話題には事欠かない1年になりました。そんなポロのラインアップのなかで、個人的に面白いなぁと思っていたのがクロスポロです。先代ポロにも用意されていたバリエーションですが、新型では乗り味がマイルドになってネガティブな部分が消え、いいなぁって。
ベースモデルが真面目一本槍で、フォルクスワーゲンらしいといえますが、小さいクルマはこのくらい目立ってもいいと思います。
外観もそうですが、この派手なインテリアも気に入っている理由のひとつです。楽しい感じを醸し出しつつ、大人の男性が乗っても恥ずかしくないのがいいところです。ベースモデルでも、好みでこんな内装が選べたらいいのに。すこし車高が上がっていますが、運転席からの眺めがノーマルと全然違う......ということはなく、いたって普通です。一方、クルマの動きは明らかにノーマルとは異なり、ノーマルほど落ち着きはありません。それでも不安になるほど揺れが大きかったり、17インチタイヤがガツンガツンとショックを伝えたりするわけではないので、不愉快な思いはせずに済みます。
見逃せないのが、ノーマルにはないゆる〜い感じ。これこそ、クロスポロ一番の魅力ではないでしょうか？ おかげで、ステアリングを握っている自分ものんびりした気持ちになれて、クロスポロ独自のキャラクターにすっかり癒されてしまいました。
都内や近郊をドライブしていると、傍若無人のタクシーや横暴な高級車についイラッとすることが多いんですが、そんな環境にはクロスポロのような癒し系が求められているのかもしれません。まわりのドライバーの目も楽しませてくれるしね！
