Golfgang Nr.53

花が似合うVWと言えば、やはり新旧ビートルでしょうか。ダッシュボードに一輪挿しが標準装備されてるクルマはそうそうないでしょう。しかし、ゴルフも負けていません。

今回ご紹介するのは・・・となんだかTVショッピングみたいになってますが、私これ、九州のお店から通販で買いました。店先でこれを発見した知人から一報をもらい、早速発注。ゴルフを集めていて、園芸店から買い物するとは夢にも思わず、です。

カブリオ型のプランター。イタリア製らしいので、テラコッタ、という方が正しいかも知れません。もはやミニカーでも玩具でもなく、園芸用品ですが、Golfgangとしてはこの存在感はスルーできません。
メーカーは、ヴェネツィア北方の町、アヴィアーノにあるDecorGarden。植木鉢から水飲み場、ビーナスの石像まで、石材加工なら任せとけ、という感じの会社です。

このゴルフはコンクリート製のようで、とにかく重い52kg。設置という言葉が似合います。VWエンブレムは省略されていますが、初代ゴルフカブリオであることは疑いありません。ラインナップには、クラシックカーやらメルセデスやらF１もあるようですが、ゴルフカブリオは開口部も大きく、鉢植えとしては申し分ない選択。ロールバーは潔く省略されています。

しかし、カブリオオーナーでもない限り、お庭で花を愛でるためにコレを選ぶ人がどれほどいるというのでしょうか。果たして世界中でいくつ売れたのか、とても心配です。アメリカでは、ロールバーを把っ手に見立て「ストロベリーバスケット」、などという愛称もあるゴルフカブリオ。案外、演芸もとい園芸に秀でた車種なのかも。