■ Rallye Golf
■ Neo(China)
■ 1/43
■ Resin
■ Neo(China)
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■ Resin
ラリーゴルフ、という車種をご存知でしょうか。資料によると1989年、WRC出場を視野にグループAラリーカーのベース車両として登場した世界5000台限定生産のゴルフです。ベースはゴルフ2で、ご覧のように幅広のタイヤをおさめるため勇壮なオーバーフェンダーを装着しています。G60という過給機とシンクロ機構を搭載した"チューンドゴルフ"であります。日本にはほとんど輸入されず、実車を目にすることはほぼないと思われますが、ミニカーの世界でもなかなか希少で、近年ようやくモデル化されました。
このNeoというメーカーは、いわゆるダイキャストのミニカーではなく、レジン(樹脂)ボディを採用しています。大量生産品では採用されない"通な車種"をラインナップするメーカーで、VWでは初代ジェッタやシロッコ2、Lupo GTIなど。ラリーゴルフは紺、赤、緑、黒の四色が製品化されています。探しに探し、待ちに待った車種でしたが、手仕事感いっぱいのレジンモデルは車両価格もそれなりで、他のカラーは見なかったことにしております。
この趣味をはじめてかれこれ15年以上経過しますが、ラリーゴルフはこれ以外私は見たことありません。あとは、同じくシンクロ機構搭載し、SUVのハシリであるところの、"ゴルフカントリー"のミニカーがあれば、"偉大なるゴルフファミリーコンプリート"、になるのですが。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。