■ New Beetle RSi
■ KiNSMART(HongKong)
■ 1/32
■ Pullback
■ KiNSMART(HongKong)
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■ Pullback
売れてなかったそうです。VWミニカー史上において、五本指に入るくらいの輝ける一台。東京は浅草橋、某店のショーウィンドウに鎮座していたこのビートルを捕獲してきたのは、実は私の母なのですが、あまりの高額さに数ヶ月の間ウォッチしていたそうで、見切り価格になったところを捕獲してきたとのこと。
手のひらサイズのゼンマイビートル、ミニカーだけなら数百円です。しかし、このスワロフスキー(らしい)仕様車は、諭吉先生お一人の力では足りぬくらいの値づけだったとか。貴金属系とか宝石系とか、VWミニカーなんだけど値の張るブツは、蒐集対象として非常に悩ましいです。コレクターたるもの、そんな腰抜けではいかんと思いつつも、必殺技「見なかったことにする」で切り抜けてきたこと数回。これも、自分で見つけていたら必殺技で回避していたかもしれません。
一体何粒使ってるのか、数える気もおきませんが、制作には相当な根気がいるでしょう。材料費だってバカになりません。ミニカー装飾手法としてはよくあるようですが、RSiを選んでいるのはシブイです。でも、VWMMが見送るくらいだから、なかなかふつうの方は手をお出しにならないでしょうね、きっと。
仕入れたお店には申し訳ないですが、大切に所蔵させていただきますので。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。