■Golf Variant
■Schabak(Germany)
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こういうカタチ、わが国ではかつて「ライトバン」なんて呼んでいましたが、「ステーションワゴン」という呼び方が現れてからというもの、がらりとイメージが変わりました。
この形状は、長期休暇、長距離移動が当たり前のヨーロッパでは、"遊びのクルマ"として 重宝され、優雅なライフスタイルの象徴なのだそうです。
ワゴン、エステート、ブレークなどと、メーカーによって呼び名もさまざまなこのカタチ、2世代目までハッチバックにこだわっていたゴルフも、3世代目にしてワゴン(ドイツではヴァリアント)が登場しました。
このゴルフはヒットして、街でよく見かけました。今でもときどき見かけます。
ミニカーは、ドイツのシャバック製。当時ドイツでは、純正ミニカーとしてディーラーにも各車ラインアップされていました。
ディテールはそこまで精密ではないけれど、ドアやエンジンフードが開いたり、車軸にバネが入ってサスペンションが利いたりと、"旧き良きミニカー"の味わいがあります。このゴルフ3の柔らかい顔立ちは、いま目にしても和みますね。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。