■ Golf
■ M.C TOY(Macau)
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まぁ......これはですね。こういうものですね(笑)
Golfgangというコーナーにこそふさわしい玩具です。オモチャ。縁日とかでありそうな造形ですね。
載ってるのがゴルフでなければ手に取りませんて。
赤いボディは2ドア仕様の初代ゴルフにオーバーフェンダーや大型リヤスポイラーが奢られた勇壮なもの。ですが、その装備を活かす必要もない"Bigfoot"状態になっています。これ、実車ならハシゴ掛けないと乗りこめませんね。
前後独立のサスペンションが装備されているのは担当者のこだわりでしょう。ムチャクチャな商品企画にも見えますが、このBigfoot Golf、ひとつ"通"なポイントがあるのです。ボディに描かれた"wild hare"の文字。hareとは野ウサギです。
(そこにもうひとつwildが付加されてるのはどうかと思いますが)、ゴルフがアメリカではラビットの名で売られていたのは有名な話。
(そこにもうひとつwildが付加されてるのはどうかと思いますが)、ゴルフがアメリカではラビットの名で売られていたのは有名な話。
それを知ってか、偶然か、オフロードを駆けるこのBigfoot Golfの商品企画会議で、「ボディのプリントは"wild hare"にしよう」と声高に叫んだ人物がいたとすれば、それはなかなかのゴルフ通といわねばなりません。
でも、このクルマで野を走って
しまったら野ウサギは脱兎のごとく逃げねばなりません。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。