■ The Beetle GSR
■ Majorette
■ France
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歴史は誰のものでしょうか。
フォルクスワーゲンの歴史にもさまざまな局面や史実があり、それは、文書に刻まれていたり、人々の記憶に刻まれていたりします。
実体のない抽象的なものですが、ブランドというものを思い浮かべるとき、歴史を抜きには語れません。それは、時が経てば生まれる訳ではなく、作り手が意志や思想を引き継ぎながら、たゆまぬ前進を続け、それを世の中が受け入れ続けることで生まれます。
そして、一度刻まれたら、書き換えることの出来ないのが歴史です。
このミニカーは「The Beetle GSR」。かつての空冷ビートルの時代に生まれた"Gelb Schwarzer Renner"(ゲルプシュヴァルツァーレンナー=イエローブラックレーサー)のコンセプトがベースになっています。
オリジナルの空冷GSR は、1303Sモデルをベースに、オイルクーラーを追加し、幅広タイヤに消火器まで装備した熱いモデルだったようです。
The Beetle版も、当時の販売台数と同じ3500台が製造されベース車よりもパワーアップされています。
こうして歴代の名車に敬意を払い、その魂を引き継ぎ、さらに揺るがぬものにしてゆくフォルクスワーゲンを私は誇らしく思います。
こうして歴代の名車に敬意を払い、その魂を引き継ぎ、さらに揺るがぬものにしてゆくフォルクスワーゲンを私は誇らしく思います。
フォルクスワーゲンの歴史は私のものではないけれど、クルマを走らせ思想や技術を共有することでオーナーもまた歴史の一部になっていると思うのです。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。