1007CCL009.jpg決勝スタートまでは家族や友人と楽しく過ごし、リラックス。
そして、梅雨らしい湿気と夏のような暑さの中、いよいよ決勝が始まりました。
予選の総合順位にかかわらず、5クラスは6クラスの後ろかスタートとなるのが、今年のレギュレーション。そのため、5クラスでの先頭となる7番グリッドへ。この時点ですでに額から汗が落ちてきます。とにかく暑い。そして1分前のボードを確認しエンジンスタート。グリーンランプの点灯と共にフォーメーションラップへ。GTI Cupはローリングスタートとなるため、このフォーメーションラップでの位置取りが何より大切。バックストレートで隊列を組む時からすでに気持ちの上でのレースは始まっているのです。

1007CCL019.jpgゆっくりと最終コーナーを抜けて、ホームストレート。ポールポジションの浜崎さんがスタート切るのと同時に全車一斉に全開で第1コーナーへ突入。スタートで6を抜くために無理をするのはやめ、イン側に差し込まれない事にのみ注意を払い、しっかりとブレーキング。

1007CCL017.jpgサイドミラーに#72勅使河原選手が大きく写りながら第1ヘアピンからダンロップへ。勅使河原選手はあらゆるコーナーでインを刺そうとしてきます。こちらもゆる~くインを締めます。そんな息もつけない状況が3周続きました。この筑波では、一つのミスも許されない状況で非常に厳しくもあり、同じくらい楽しくてしかたがありません。これだけの接近戦をできたのも、相手が勅使河原選手だったから。その後、勅使河原選手との間に少しずつリードを広げるも、自分のラップタイムがわからないので、気を抜かずに走りを続けました。

1007CCL018.jpg後方では、勅使河原選手と#5倉持選手(昨年までルポで参戦)、#26谷選手が三つ巴の激しいレース展開を繰り広げています。それは最終ラップまで続きました。あの暑さの中、体力的にも精神的にもつらい戦いだったと想像できます。

1007CCL021.jpg前方では浜崎さんを先頭に、少し間をおいて#67萩原選手と#25畠中選手(第1戦 岡山で優勝)が激しい2位争いをしていました。その後、畠中選手は徐々にペースダウン、#00島下選手のクルマにもトラブルが発生し#17白石選手が3番手にポジションアップ。そして、6クラス、5クラスともその順位のままチェッカー!

1007CCL022.jpg8speed.netでコラムを書き始めて以来、初めて優勝することができました!当然のことながら、6クラスおよび総合優勝はヴェンチュラーチームの浜崎さん。2006年以来となる両クラス(当時は5のエキスパートクラスとクラブマンクラス)ダブル優勝をすることができました。我家のカップカーにとって最高の花道を作ることができました。ルポカップから数えて7年目。多くの方に支えられここまでやってこれました。思い残すことは何もありません。区切りをつけるには最高の結果です。レース終了後、「これでいったんレースは終り」と宣言したら、「勝ち逃げかい!」と散々突っ込まれましたが(笑)

楽しいことも辛いこともありましたが、レースはいろいろな経験と勉強をさせてくれました。ここまでサポートを続けてくださったmaniacsさん、8speed.netの関係者の皆さん、浜崎さんはじめヴェンチュラーチームのみんな、応援し続けてくださった皆さん。本当に感謝しています。ありがとうございました!そして、中村さんとうちの家族、オグラさん、今まで本当にありがとうございました!

(Text by T.MARUYAMA)

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