慣らしのために京都のイノダコーヒーまで一気乗りしてきました。
ポロの納車日が決まった11月のある日、何か特別な慣らしはないかと考えていた時に思いついたのが、小倉さんがいつも新車を慣らしに行っている京都イノダへのツアーでした。
昔から小倉さんの『京都まで行ってコーヒーだけ飲んで帰ってくる』という記事を読むたびに、ちょっと現実離れした、でもすごく楽しそうな慣らしをいつかは小倉さんとしてみたいと思っていました。
そこで図々しくも小倉さんに「京都イノダ付き合っていただけませんか...?」と尋ねたところ「おー、ぜひぜひ!」と快諾してくれました。
そこで図々しくも小倉さんに「京都イノダ付き合っていただけませんか...?」と尋ねたところ「おー、ぜひぜひ!」と快諾してくれました。
イノダツアーの日、夜11時に小倉さんと合流。首都高永福近くのスタンドで給油した後、トリップメーターをリセットし、小倉さんのナビゲートのもと『京都イノダ往復慣らしツアー』がスタート。
コースは永福→中央道→名神→京都東インター→イノダコーヒー本店まで、往復の走行距離はほぼ1,000kmです。
コースは永福→中央道→名神→京都東インター→イノダコーヒー本店まで、往復の走行距離はほぼ1,000kmです。
小倉さんには、東名ではなくあえて中央道を走る理由があるそうです。往復の走行距離がほぼ1,000kmになることはもちろん、中央道はゆるく長いアップダウンが続きエンジンやトランスミッション等に軽い負荷をかけながら走る事ができるからだそうです。なるほど、平地と山間部では3,000回転上限で同じ距離を走っても、おそらく当たりのつき方も微妙に違うのだろう。さすがのこだわりと感心します。
昔の車ならいざ知らず、現代の新車にそんなの意味あるの? と言われそうですが、どんなに高い精度で作ったとしても、やらないよりはやるほうが良いと思います。また、慣らしをすることで、まだまだ他人行儀な新しい車との距離感が縮まりますし。
慣らしツアーは快調に進み、いつの間にか名神に入り、朝6時には京都東インターに到着。長距離だったのでけっこう覚悟してのぞみましたが、京都まであっという間でした。
慣らしツアーは快調に進み、いつの間にか名神に入り、朝6時には京都東インターに到着。長距離だったのでけっこう覚悟してのぞみましたが、京都まであっという間でした。
ポロGTIは当たりがしなやかで、乗り心地に我慢を強いられることはなく、短いホイールベースにも関わらず直進性安定性が高く、想像以上に長距離にも向いていました。
日本に導入した当初のポロGTIは足が締め上げられている印象がありました。しかし、2012年モデルは明らかに足回りがしなやかに(決して柔らかくはない)なっていました。フォルクスワーゲンからは特に変更に関するアナウンスはないから、あくまで感覚の話になりますが、これは嬉しい誤算でした。
日本に導入した当初のポロGTIは足が締め上げられている印象がありました。しかし、2012年モデルは明らかに足回りがしなやかに(決して柔らかくはない)なっていました。フォルクスワーゲンからは特に変更に関するアナウンスはないから、あくまで感覚の話になりますが、これは嬉しい誤算でした。
6時半にようやく京都イノダ本店に到着。表通りにあるわけでもなくどちらか言うとわかりづらい場所にあります。お店の雰囲気は写真で見ていたとおりでしたが、店内は想像していたものと全く違っていました。表の雰囲気から勝手に想像していた店内は、古い感じでそんなに広くはなく、いわゆるコーヒー屋さんで気の良いマスターが出迎えてくれる、そんなイメージでした。
しかし実際は、広く天井の高い、まさに昔の百貨店の食堂のような懐かしいレトロモダン調の店内でした。中庭も、禁煙の別館も、トイレに行く通路までも同じ雰囲気で統一されていています。
朝7時の開店前から来ているお客さんのほとんどは地元の方たちばかりのようで、新聞とお財布と煙草を片手にふらっと来て、常連さん同士は朝の挨拶を交わしながら、いつもの席でと思われるテーブルに向かう。そして新聞を広げながら7時からのオーダー開始を待っています。
せっかくなのでコーヒーだけではなく、モーニング「京の朝食」を頼みました。これがお店の雰囲気にあった朝食。しかもかなり美味しい。
せっかくなのでコーヒーだけではなく、モーニング「京の朝食」を頼みました。これがお店の雰囲気にあった朝食。しかもかなり美味しい。
小倉さんによるとコーヒーの飲み方もあるようです。まずはブラックで一杯、そしてミルクと砂糖入りをお願いして(自分で入れるのではなく入ったものを持ってきてくれます)もう一杯。独特のミルクのコクがあってこれもまたとても美味しいんです。どちらも味わわないと損ですよ。
モーニングが1,200円、コーヒーは追加の一杯が500円。ちょっと贅沢な朝食ですが、このお店の贅沢な空気感と伝統ある京都の雰囲気も一緒に味わえるので、決して値段は高く感じませんでした。何度も京都まで小倉さんが足を運ぶ理由がわかった気がしました。お土産に小倉さんお勧めのコーヒー「アラビアの真珠」を挽いてもらいました。帰宅後に飲んだらとても美味しく、我が家でいれたコーヒーの中では間違いなく一番でした。
帰りは草津PAで給油。ここまでの走行距離は515km、消費したガソリンは33リッター。平均燃費は15.6L/kmでした。その後は、中央道諏訪PAまで290kmを一気に走りました。時刻はちょうど12時。トイレに寄る必要がなければまだまだ走れました。それほどポロGTIは疲れを感じさせないクルマです。スタート地点の永福インター近くのスタンドに戻ったのは午後2時20分。往復998km、平均燃費は16.27 L/kmでした。高速中心でしたが、良い燃費を示していました。
往復14時間半のちょっとお馬鹿な弾丸ツアーでしたが、本当に楽しい時間でした。人生たまにはこういう時間もないとね(笑)
小倉さん、本当にありがとうございました。
小倉さん、本当にありがとうございました。