160425-WRC-01.jpg2016年4月21日〜24日、WRC第4戦ラリー・アルゼンチンが行われ、フォルクスワーゲンは表彰台を獲得するも、連勝記録を13に伸ばすことができなかった。
21日の夕方、コルドバ市内のストリート・スーパーSSでスタートしたラリー・アルゼンチンは、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェがトップタイムをマークし、アルゼンチンでの初勝利に向けて出足は上々だった。

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しかし、2日目の22日に首位に躍り出たのは同じフォルクスワーゲンのヤリ-マティ・ラトバラで、オジェは7.9秒差の2位でラトバラを追う展開となる。

そして23日、SS13までトップを守ったラトバラだったが、SS14で路肩の岩にマシーンをヒットしデイリタイヤ、トップ争いから姿を消す。ここで首位に躍り出たのはヒュンダイのヘイデン・パッドンで、これをオジェと、フォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが追う展開となった。

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最終日の24日は、オジェが猛追を試みるものの、2位でフィニッシュ。また、ミケルセンは3位に入り、フォルクスワーゲン勢は表彰台を獲得するものの、13連勝を逃す結果となった。

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レース後にオジェは、「負けて悔しいのは当然ですが、今回は受け入れやすい状況です。ヘイデン(パッドン)と私は同一条件で走行しました。そのうえで、今回は彼が上回っていました。再び表彰台の頂点に復帰しようという意欲が強まっています」とコメント。

また、ミケルセンは、「最初から最後まで、当初の計画どおりに走れました。とにかく今回もタフなラリーでした。その中で表彰台に立てたことが嬉しいです。しかも、アルゼンチンでは初の表彰台です」と語った。

一方、クラッシュに見舞われたラトバラは、「首位走行中にリタイアするのは、本当に辛いです。岩にヒットした時に何かが壊れて横転が避けられませんでした。今日は気持ちを切り替えて、少しでもチームに貢献しようと思っていました」と悔しさを噛みしめていた。

次回は5月19日〜22日に第5戦のラリー・ポルトガルが開催される。

(Text by S.Ubukata)

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