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ラリースペインは、バルセロナ南のリゾート地、サロワを拠点に、19のSSで争われるラリー。今季、グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)が混在するのはここスペインだけだ。
13日(木)、モンジュクの丘で開催されたスペシャルステージで幕を開けた戦いは、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが3位、アンドレアス・ミケルセンが8位、ヤリ-マティ・ラトバラが15位。翌14日からは本格的な戦いになるが、雨により滑りやすい状況のなか、オジェとミケルセンは確実な走りを見せ、首位のダニ・ソルド(ヒュンダイ)からそれぞれ17.秒0、35秒1の差で2位と3位につける。
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一方、ラトバラはSS5走行中にサスペンションにダメージを受けデイ・リタイヤ。早々に優勝争いから離脱することとなった。
ターマックでの争いとなる15日は、SS10からSS14までトップタイムを叩き出し、首位に躍り出る。オジェを追うミケルセンはSS12でクラッシュし、トップ争いはオジェとソルドの一騎打ちになった。
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オジェは最終日の16日もソルドをリードし続け、最終的には15秒6まで差を広げて今季5度目の勝利を手にするとともに、4年連続4度目のドライバーズタイトルを獲得した。
競技終了後、オジェは「いまの気持ちをどう表現すれば良いのかわかりません。とにかく素晴らしい気分です。フォルクスワーゲン・チームの献身的なサポートがなければタイトル獲得は不可能でした。改めて感謝しています」と語った。
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また、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのスヴェン・スミーツは、「4度目のタイトル獲得、しかもそれを勝利で飾るとは! セバスチャンだけでなく、フォルクスワーゲン・チームにとっても素晴らしい日です。次戦のラリーGB には、マニュファクチャラー部門4連覇がかかっています」とコメントした。
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次戦の「ウェールズ・ラリーGB」は10月27日〜30日に開催される。
(Text by S.Ubukata)