161003-WRC-02.jpg2016年9月29日〜10月2日、WRC第10戦「ツール・ド・コルス」が行われ、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが地元フランスで初優勝、今季4勝目を手にした。
ツール・ド・コルスは、フランス領コルシカ島を舞台に、10のSS、SS距離390.92km、総走行距離1170.40kmで争われるターマック(舗装路)ラリーだ。

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地元フランスでは優勝のないオジェとしては、ここで初勝利を収めて、シリーズチャンピオンも決めたいところ。

ラリー初日の9月30日、SS1でトップタイムをマークしたオジェは、続く3のSSもすべてトップという快走ぶりで、2位のティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイ)に44.0秒という大量リードを築く。フォルクスワーゲンのヤリ-マティ・ラトバラはトップから58.0秒遅れの3位、アンドレアス・ミケルセンは同59.3秒遅れの4位でこの日を終えている。

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2日目もオジェは確実な走りを披露しながら、SS6とSS7ではトップタイムをマークし、2位との差を46.5秒に広げる。また、この日はミケルセンがラトバラを逆転し、3位に浮上した。

そして最終日も、大量リードにより危なげない走りを見せたオジェは2位との差をキープし優勝。ただ、シリーズチャンピオン決定は次戦以降へと持ち越しとなった。

フォルクスワーゲンのミケルセンは3位、ラトバラは4位で終えている。

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競技終了後、オジェは「何としても地元ラリーで勝ちたいと思っていました。金曜日が完璧だったので、その後はタイム差の維持に集中しました。この勢いをスペインに繋げて、タイトルを獲得したい」と述べた。

また、このイベントから指揮を執るフォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのスヴェン・スミーツは、「ポロR WRCが通算40勝を達成しました。モータースポーツ ディレクターとしてのデビュー戦で誇らしいリザルトを得ることができました。次戦スペインは、ポロR WRCが節目となる50戦目を迎えるとともに、タイトル獲得のチャンスがあります」と語っている。

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次戦の「ラリー・スペイン」は10月13日〜16日に開催される。

(Text by S.Ubukata)

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