161031-WRC-05.jpg2016年10月27日〜10月30日、WRC第12戦ウェールズ・ラリー・グレートブリテンが行われ、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが優勝するとともに、フォルクスワーゲン モータースポーツは2016年のマニュファクチュアラーズタイトルを獲得した。
例年最終戦として行われているラリー・グレートブリテン。今年は日程が早まり、第12戦として開催された。ウェールズを舞台としたグラベルラリーは22のSS、SS距離330.21km、総走行距離1295.94kmで争われる。

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このラリー・グレートブリテンでは過去3年連続で優勝しているセバスチャン・オジェは、ラリー初日の28日から素晴らしい走りを見せる。SS1とSS2でトップタイムを叩き出したオジェは、8つのSSのうち5つを制し、デイ1終了時点では2位のオット・タナク(フォード)に37秒3の大量リードを築いた。

一方、ヤリ-マティ・ラトバラとアンドレアス・ミケルセンはともにマシーントラブルに見舞われ、早くも優勝戦線から離脱することとなった。

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2日目の29日には8つのSSが行われ、オジェは2つのSSでトップタイムをマーク。残りのSSでも上位に入ることで2位以下とのタイム差をキープし、勝利に近づいていく。

そして、最終日の30日、6つのSSを合わせてもその距離は50km強というこの日、確実にSSを走りきったオジェはラリー・グレートブリテンで4連覇を達成した。

初日にトラブルに見舞われたラトバラとミケルセンは、それぞれ7位と12位という結果を残した。

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ラリー終了後、オジェは、「マニュファクチュアラーズ・タイトル確定を心からうれしく思っています。限界までプッシュしましたが、ミスを犯さずに自分たちの仕事をやり遂げられました」とコメント。

また、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのスヴェン・スミーツは、「フォルクスワーゲンにとって、素晴らしい週末です。オジェ選手は、チャンピオンにふさわしいパフォーマンスでした。次戦は、ミケルセン選手のランキング2位獲得に集中します」と述べた。

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次戦の「ラリー・オーストラリア」は11月17日〜20日に開催される。

(Text by S.Ubukata)

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