090919maru012.jpgすると、100Rの先でペースを落として流している浜崎さんを見つけました。どうやら、浜崎さんは1コーナーに差しかかるときに、たまたまコースインしてきた車と重なってしまったようで、そのラップは無理せずに見送っていたようでした。
090919maru013.jpg白いゴルフと僕はそのまま浜崎さんを追い抜きましたが、そこで冷静さを取り戻し僕もペースダウン。そのラップは見送りもう一度体制を整えなおし浜崎さんを待ちます。白いゴルフは猛然とヘアピンを駆け抜けて行ったのですが、突然ペースダウン。何故かアタックをやめました。向こうにとってはそんなに悪いペースではなかったはずなのに、理解できませんでした。
そこに浜崎さんが横に並んできてヘアピンを一緒に、ゆっくり走りながら「また待ってるよ、どうする?」と思い切り苦笑いしながら話しかけてきます。浜崎さんはジェットヘルなので声が届きます。というか、予選中に会話したのは初めてでしたが(笑)僕も「まいりました。でも時間が!」と言いました。浜崎さんも仕方ないか。と言う感じで僕の前に出て、そのまま先ほどと同じように300Rでその白いゴルフを抜いて行きました。僕も浜崎さんに続きます。すると、また前の周と同じ光景が・・・

白いゴルフは、ストレートでスリップを使い最高速度を上げ、1コーナーで僕を抜き、前日のフリーでブッチ切りのタイムを出していた浜崎さんの後ろにつき更なるタイムアップを果たし予選順位を上げる作戦だったのでは!?前日に行われた最後のフリー走行で、極低速で走ってタイミングを計るような練習をしていたと耳にしていました。僕も作戦を変更して無理に浜崎さんの後ろにはこだわらず、ストレートで白いゴルフを先に行かせて、その後ろを着いていくようにすれば良かったのかもしれません。

090919maru009.JPG手元のPラップで見るかぎり、この予選のベストラップは2分13秒3。新品タイヤを履いたのも関わらず、フリーのタイムにも届きませんでした。ピットで予選結果のアナウンスを車に乗ったまま聞きました。いつまでたっても名前が出てきません。ようやくアナウンスされた順位は8位。なんとレース人生(というほどのものではないですが)初の予選最下位でした。今まで運が良かったこともありますが、予選で最下位になったことはありませんでした。

よりによって最も注目され、多くの友人や家族やご近所さんが観戦に来てくれている中で・・・

でも、このあとの決勝では更なる試練が待ち受けていたのです。

(続く)

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