ふだんから「ID.4 Pro」に乗る身としては、他のEV(電気自動車)も当然気になります。最近、試乗したモデルで「これは!」というのが、「Taycan Cross Turismo」!

画像1: いま気になっているEVがこれ!

ここ1カ月のあいだに、ふだんあまり縁のないブランドのEVも経験し、それぞれ速さや豪華さ、先進性などに驚かされっぱなし。なかにはとんでもない値段のモデルもあるわけで、自分にはとうてい縁がないと諦めつつも、そんなクルマに触れられるだけでも幸運だと思い、試乗を楽しみました。

そんな中で、私が惚れ惚れしたのがPorscheのEVであるTaycan Cross Turismo(タイカン クロス ツーリスモ)。Taycanは言わずと知れたPorscheのフル電動スポーツカーで、4ドアクーペのTaycanと、シューティングブレークであるTaycan Sport Turismo(日本未導入)、そのクロスオーバーであるTaycan Cross Turismoが用意されています。2024年2月にはマイナーチェンジが発表され、今回、最新版Taycan Turbo Cross Turismoのステアリングを短時間握ることができました。

このTurboは、Taycan Cross Turismoの最上位グレード。スペックを見ると、前後2基のモーターは、ローンチコントロール時のブースト出力が650kW(884PS)を発揮し、0-100km/h加速はたった2.8秒という駿足ぶりです。ちなみに車両本体価格は2308万円(笑)

スペックも価格もすごいんですが、その走りっぷりもすごい! アクセルペダルをガツンと踏むと、背中がシートに押しつけられるほど強烈な加速を味わうことができます。それでいて安定感があるので、状況さえ許せば圧倒的なパワーを使い切ることは難しくありません。

一方、低速から溢れるトルクにより、軽く丁寧にアクセルペダルを操作するかぎりはジェントルで優雅にドライブすることも可能です。

さらに驚くのがその乗り心地。乗り心地はやや硬めとはいえ、快適性は十分に確保されていますし、目地段差を超えたときのショックのいなしも絶妙。Taycanに比べて車高は高いにもかかわらず、乗り心地がフラットなのもうれしい点です。

そしてなによりハンドリングが素晴らしい。ステアリング操作に間髪入れずすっと向きを変える軽快さはまさにPorscheのスポーツカーです!

しかもこのTaycan Cross Turismoは、ルーフラインが伸ばされたデザインのおかげで、後席のヘッドルームにも余裕があって大人でも楽に座れるし、大型のテールゲートを持つぶん開口部が大きく、荷物の出し入れが格段にしやすいのもうれしいところです。

個人的にはSUVよりも背の低いクルマが好きなので、次にEVを買うときはセダンやハッチバック、あるいはステーションワゴンがほしいと思っている私としては、TaycanやこのTaycan Cross Turismoは、まさにいまほしいEVのナンバーワンといえます。

ただし、いまのところ予算の目処は立っていません(笑)

画像6: いま気になっているEVがこれ!

(Text by Satoshi Ubukata)

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