ポルシェジャパンは2024年5月13日、ハイブリッドドライブを搭載した初のポルシェ911のデジタルワールドプレミアを5月28日の22:00(日本時間)に行うと発表した。
500万kmを超えるテストを実施
ポルシェ911および718モデルライン担当副社長のフランク・モーザー氏は「当社のアイコンが61年の歴史の中で初めて、ハイブリッドドライブシステムを市販モデルの911に搭載します。この革新的なパフォーマンスハイブリッドは911をさらにダイナミックなものにします。私達は、ドバイでのテストの最終段階のように、極寒の寒さから灼熱の暑さまで様々な事態を想定して、世界中のあらゆる条件下でテストを行いました。新型911は、ドライブトレインの負荷が高い峠道の過酷な状況でも、あるいはストップ&ゴーの多い市街地の交通環境でも、最も困難な課題を見事に克服しています。当社のエンジニアとテストドライバーは合計500万km以上の開発走行を記録しました」と述べる。
ニュルブルクリンクで先代モデルのタイムを8.7秒短縮
ポルシェ911の開発において、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのテストとチューニングは特別な意味を持つ。
ポルシェブランドアンバサダーのイェルク・ベルクマイスター氏は、パフォーマンステストの過程で先代モデルを8.7秒上回る7分16秒934のラップタイムを記録。
テスト車両は、標準ロードタイヤに加え、数世代前からオプション設定されている高速走行時のダウンフォースを高める固定式リアウイングを備えたエアロキットを装着する。
ベルクマイスター氏は「新しい911はサーキットでもかなり速くなりました。グリップの向上、パワーの大幅な増大、そしてパフォーマンスハイブリッドの自然なレスポンスも大きなメリットです」と語る。
新型ポルシェ911のワールドプレミアは5月28日の22:00(日本時間)から
新型ポルシェ911のワールドプレミアは、ポルシェニュースルーム[https://newsroom.porsche.com/de.html]、YouTubeのポルシェチャンネルとLinkedInで放送される他、その後、オンデマンドでの視聴も可能となる予定だ。
(Text Toru Matsumura)