2026年6月14日、スペイン・バルセロナで開催されたF1第10戦決勝で、Audi Revolut F1 Teamは好結果が期待されながらも、不運なアクシデントによってポイント獲得を逃した。ニコ・ヒュルケンベルグは今季初のトップ10グリッドからスタートしながらリタイア。ガブリエル・ボルトレトは序盤の接触によるダメージを抱えながら11位まで追い上げたが、あと一歩で入賞を逃している。

画像: 【F1 Barcelona-Catalunya GP】Audi Revolut F1 Team、不運なアクシデントで入賞を逃す

ヒュルケンベルグに思わぬ悲劇 飛び石が消火スイッチにヒット

予選で好位置を確保したヒュルケンベルグは、決勝でもポイント圏内を争う力強い走りを見せていた。しかしレース中、前方を走行していたリアム・ローソンがコース外にはらんだ際に巻き上げた砂利がマシンに飛来。その石がR26マシンの消火装置のスイッチに当たり、自動的にシステムがシャットダウンしてしまうというきわめて珍しいトラブルに見舞われた。

画像: ヒュルケンベルグに思わぬ悲劇 飛び石が消火スイッチにヒット

マシンは瞬時に機能を停止し、ヒュルケンベルグは惰性でピットへ戻ったものの、そのままリタイア。本人も「パフォーマンスや信頼性の問題ではなく、純粋に運が悪かっただけ」と振り返り、週末を通じて示した競争力が結果に結びつかなかったことを悔やんだ。

ボルトレトはダメージを抱えながら11位まで挽回

一方、12番グリッドからスタートしたボルトレトは発進で出遅れ、17番手まで後退。さらに1周目にはエステバン・オコンとの接触によりグラベルへ押し出され、その際に空力パーツへダメージを負ってしまった。

画像: ボルトレトはダメージを抱えながら11位まで挽回

それでもレース中は積極的な追い上げを見せ、損傷したマシンをマネジメントしながら順位を回復。複数回のピットストップ戦略も奏功し、最終的には11位でチェッカーを受けた。惜しくもポイント圏には届かなかったが、困難な状況下で粘り強いレース運びを披露した。

レースは、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍後初の勝利を手にした。

チーム首脳「速さは証明できた週末」

レーシングディレクターのアラン・マクニッシュは、ヒュルケンベルグのリタイアについて「ローソンが巻き上げた砂利が消火装置のスイッチに当たり、緊急時用の自動停止機能が作動した」と説明。そのうえで「レースまではチームとして非常に良い週末だっただけに残念だが、マシンのポテンシャルは十分に示せた」と前向きに評価した。

またボルトレトについても、スタート直後の混乱とダメージを抱えながら追い上げを見せたことを称賛し、次戦オーストリアGPでの巻き返しに期待を寄せている。

レース後、ヒュルケンベルグは、「週末を通して示したペースには手応えがあり、予選結果を踏まえても十分にポイントを狙える位置にいた。それだけに何も持ち帰れなかったのは非常に悔しい。しかし、これはパフォーマンスや信頼性の問題ではなく、単純に運が悪かっただけだ」と前向きな姿勢も見せている。

画像1: チーム首脳「速さは証明できた週末」

一方、ボルトレトは、「ヨーロッパ2連戦を通じて、あらゆるセッションでチームの速さを示せたことはポジティブだ。性格の異なる2つのサーキットで競争力を発揮できたのは励みになる。この勢いを維持して、2週間後のシュピールベルクでもさらに前進したい」と、次戦オーストリアGPへの意気込みを語っている。

画像2: チーム首脳「速さは証明できた週末」

若手育成プログラムではスレーターが表彰台獲得

Audi Development Programme Driverのフレディ・スレーターは、同週末に開催されたFIA F3でも存在感を発揮した。スプリントレースでは2位表彰台を獲得し、フィーチャーレースでも10番手スタートから5位まで追い上げたが、トラックリミット違反によるタイムペナルティで最終的に8位となった。

Audi Revolut F1 Teamにとってバルセロナは、結果だけを見れば無得点という厳しい週末となった。しかし予選での速さや決勝でのレースペースは着実に向上しており、ヒュルケンベルグのリタイアもマシン本来の信頼性によるものではなかった。チームは2週間後に行われるオーストリアGPで、今回示した競争力をポイント獲得へとつなげたい考えだ。

(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Revolut F1 Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。

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