2026年5月19日、アウディ ジャパンは、3代目に進化した新型「Audi Q3」シリーズを発売した。あわせて、200台限定の「Audi Q3 Sportback matte edition」と、導入記念の特別仕様車「Audi Q3 launch edition」「Audi Q3 Sportback launch edition」も発売した。

Audi Q3シリーズは、2011年の初代登場以来、グローバルで累計200万台以上を販売してきたAudiの主力コンパクトSUVである。日本市場では2020年以来、約6年ぶりのフルモデルチェンジとなり、今回の新型は第3世代にあたる。コンパクトSUVでありながら、デザイン、デジタル機能、ライティング技術、シャシー制御などに上位モデルの要素を取り入れた点が大きな特徴である。
従来どおり、SUVスタイルのAudi Q3と、SUVクーペのAudi Q3 Sportbckをラインアップ。エクステリアは、ワイド&ローを強調したプロポーションにより、SUVらしい力強さとクーペ的な優美さを融合させた。八角形のシングルフレームグリルからリヤライトへと続く水平基調のショルダーライン、初代「Audi quattro」を想起させるブリスターフェンダーにより、サイドビューには強い立体感が与えられている。Audi Q3 SportbackではルーフラインがAudi Q3より約30mm低く設定され、よりスポーティなシルエットを形成する。

Audi Q3

Audi Q3

Audi Q3
リヤまわりでは、2分割のリヤライトと細いライトストリップを組み合わせ、横方向の広がりを強調している。Cd値は0.30とされ、空力性能と静粛性も先代から改善された。また、全モデルにレッドブレーキキャリパーを標準装備するなど、見た目のスポーティさも高められている。

Audi Q3 Sportback

Audi Q3 Sportback
インテリアで注目されるのは、上位モデルで採用されてきた「デジタルステージ」を、プレミアムコンパクトセグメントで初めて採用した点である。11.9インチのバーチャルコックピットプラスと、12.8インチのMMIタッチディスプレイで構成されるMMIパノラマディスプレイは、ドライバー側に向けた曲面デザインとなり、視認性と操作性を高めている。
操作系では、Audiブランド初となる2本の新しいステアリングコラムレバーを採用した。右側はシフトセレクター、左側はターンシグナル、ライト、ワイパー操作を担う。シフト操作をステアリングコラム側に移したことで、センターコンソールまわりのスペース効率が向上し、収納性や室内の使い勝手にも寄与している。


実用性も高められている。リヤシートは前後スライドに対応し、ラゲッジスペースはAudi Q3で最大1386L、Audi Q3 Sportbackで最大1289Lを確保する。デザイン性を重視したSportbackでも十分な積載性を備えている点は、日常使いを重視するユーザーにとって重要なポイントとなる。


パワートレインは、全モデルが直噴ガソリンターボエンジンのTFSIと7速Sトロニックを組み合わせる。Audi Q3 TFSI 110kWおよびAudi Q3 Sportback TFSI 110kWには、最高出力150PS、最大トルク250Nmの1.5L直列4気筒ガソリンターボの1.5 TFSIを搭載。気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)に加え、マイルドハイブリッドドライブシステムを採用し、効率と走行性能の両立を図る。
一方、Audi Q3 TFSI quattro 150kWおよびAudi Q3 Sportback TFSI quattro 150kWには、最高出力204PS、最大トルク320Nmの2.0 TFSIを搭載し、4WDのquattroと組み合わせる。日常域での扱いやすさを重視する1.5Lモデルに対し、2.0L quattroモデルはより力強い走りを求めるユーザーに向けた設定である。
シャシーでは、2バルブ式電子制御ダンピングコントロールをAudiのプレミアムコンパクトSUVとして初採用した。伸び側と縮み側を独立して制御することで、減衰力をきめ細かく調整できるのが特徴である。この方式のショックアブソーバーは、Audi e-tron GTに続くAudiブランド2例目の採用とされており、新型Audi Q3シリーズの技術的な注目点といえる。
ライティング技術も大きく進化した。デジタルマトリクスLEDヘッドライトは、幅約13mmのヘッドライトモジュールに2万5600個のマイクロLEDを搭載し、高解像度の照射制御を実現する。カミングホーム/リービングホーム時のアニメーション投影、路面に2本のラインを投影して車線中央の走行を支援するオリエンテーションライト、高速道路走行時に自車線を照射するレーンライトなどを備える。

また、リヤには連続したLEDライトストリップとイルミネーテッドAudi ringsを標準装備する。これはAudiのコンパクトセグメントとして初の採用であり、上級モデルに近い先進的な存在感を与えている。インテリアでは最大30色から選択できるマルチカラーアンビエントライティングを標準装備し、オプションのアンビエントライティングプロでは、イルミネーテッドドアパネルにアニメーション機能も加わる。
安全装備と運転支援機能も充実している。エマージェンシーブレーキアシスト フロント、エマージェンシーアシスト、アダプティブクルーズアシストを備え、日常走行から高速道路まで幅広い場面でドライバーを支援する。さらに、パークアシストプロにはメモリー機能とリバーシングアシスト機能が備わり、一度走行した駐車ルートを記録して次回以降に再現したり、前進時の軌跡をもとに後退操作を支援したりする。
200台限定モデルのAudi Q3 Sportback matte editionは、Audi Q3 Sportback TFSI quattro 150kWをベースに、純正マットペイントのマデイラブラウンマットを採用した200台限定モデルである。S lineパッケージ、ダークAudiリングス&ブラックスタイリングパッケージ、Audi Sport製アルミホイールなどを組み合わせ、コンパクトSUVクーペとしての存在感を高めている。

Audi Q3 Sportback matte edition

Audi Q3 Sportback matte edition

Audi Q3 Sportback matte edition

Audi Q3 Sportback matte edition

Audi Q3 Sportback matte edition
導入記念のAudi Q3 launch edition/Audi Q3 Sportback launch editionは、TFSI 110kW advancedをベースに、専用色のアローグレーパールエフェクトなどを設定。デジタルマトリクスLEDヘッドライトやプライバシーガラス、スポーツシート、Audi Sport製19インチアルミホイールを備え、標準モデルよりスポーティな仕立てとされている。
ラインアップと価格は以下のとおり。
- Audi Q3 TFSI 110kW advanced……550万円
- Audi Q3 TFSI quattro 150kW advanced……607万円
- Audi Q3 Sportback TFSI 110kW advanced……571万円
- Audi Q3 Sportback TFSI quattro 150kW advanced……628万円
- Audi Q3 Sportback matte edition……778万円
- Audi Q3 launch edition……636万円
- Audi Q3 Sportback launch edition……657万円
新型Audi Q3シリーズは、単なる世代交代にとどまらず、Audiの最新デザイン、デジタル操作系、ライティング技術、シャシー制御をコンパクトSUVに凝縮したモデルである。第3世代となったAudi Q3シリーズが、上級モデルに迫る質感や先進装備を武器に、プレミアムコンパクトSUV市場でどのような存在感を示すのか注目したいところだ。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


