Audiのラグジュアリーセダンがラインナップから姿を消した。「Audi A8」はオンラインコンフィギュレーターから削除され、もはや新規注文はできない状態となっている。ただし後継モデルはまだ発表されておらず、モデルシリーズ自体が完全に消滅するわけではない。

※この記事は「Auto Bild JAPAN Web」より転載したものです。

画像: 【Auto Bild】さよなら「Audi A8」 でもシリーズ消滅ではないようだ

インゴルシュタットに本拠を置くAudiは、フラッグシップセダン「Audi A8」をひっそりとオンラインコンフィギュレーターから削除した。Audiの広報担当者は、ドイツでは2026年2月18日以降、「Audi A8」の新規注文ができなくなっていることをAUTO BILDに認めている。

とはいえ、まだ新車を入手するチャンスは残っている。ディーラーなどには在庫車がいくらか残っており、販売可能だ。ただし正確な台数は不明。Audiによると、公式サイトに掲載されている在庫情報は毎日、場合によっては1時間単位で更新されているという。

現在販売終了となったD5世代は2017年末から市場に登場していた。約8年以上という比較的長いモデルライフを持ち、2021年にはフェイスリフトも受けている。

早ければ2026年にも後継のヒント?

モデル終了の一方で、明るいニュースもある。Audiの広報担当者は「後継モデルの可能性については、適切な時期に情報を提供する」と述べている。

現時点ではコンセプト、パワートレイン、登場時期などの詳細は明らかにされていないが、次世代モデルの最初のヒントは2026年中にも現れる可能性がある。

2021年には電動セダンのスタディも公開

Audiは以前掲げていた内燃機関の完全廃止方針を見直したため、次世代「Audi A8」の方向性には複数の可能性がある。ハイブリッドになる可能性もあれば、完全電気自動車として登場する可能性もある。

2021年にはすでに、その電動版を示唆するコンセプトカー「Audi Grandsphere Concept」が公開されている。

画像: 2021年には電動セダンのスタディも公開

120kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は800km以上という、全長5.30mのこのショーカーは、当時「80%が量産仕様に近い」と説明されていた。

V8エンジン存続の可能性も

一方で、Audiがフラッグシップモデルに大排気量V6やV8エンジンを残す可能性もある。ただし、その場合は電動化が前提となるだろう。参考例として挙げられるのが「Porsche Panamera Turbo S E-Hybrid」で、このモデルはV8エンジンと電気モーターを組み合わせ、782PSを発揮する。これに対し、これまでの「Audi A8」世代の最高出力は571PS。つまり、パフォーマンス面ではまだ大きな向上余地があると言える。

(Text by Katharina Berndt / Photos by AUDI AG)

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