2026年3月8日、シーズンの開幕戦となるF1オーストラリアGP決勝がアルバートパーク・サーキットで行われ、Audi Revolut F1 Teamはデビュー戦でポイント獲得を果たした。10番グリッドからスタートしたガブリエル・ボルトレトが9位でフィニッシュし、チーム初戦で2ポイントを持ち帰る結果となった。一方、ニコ・ヒュルケンベルグはフォーメーションラップ前に技術的トラブルが発生し、スタートできずリタイア扱い(DNS)となった。

予選10番手からスタートしたボルトレトは、混乱の多いレース展開のなかで冷静な走りを見せた。スタートは必ずしも理想的ではなかったものの、レース中は着実にポジションを維持しながらペースを保ち、終盤には前車を追い詰める場面も見られた。最終的には9位でチェッカーを受け、AudiのF1参戦初戦でポイント獲得という歴史的な結果をもたらした。
チーム代表のジョナサン・ウィートリーは、ボルトレトの走りを「非常に成熟したレース運びだった」と評価する。終盤にはピット戦略をやや攻めた形に変更し、前方のマシンにプレッシャーをかける展開となった。状況次第では8位争いに加わる可能性もあったといい、デビュー戦としては上々の内容だった。
ボルトレトがドライブしたマシンは、2026年規定に合わせて開発された「Audi R26」。この日は新品ミディアムタイヤでスタートし、18周目と33周目にハードタイヤへ交換する2ストップ戦略を採用した。ベストラップは45周目に1分23秒257を記録している。

レース後、ボルトレトは「Audiとして初めてのレースでポイントを獲得できたことは、チーム全体が誇りに思える結果」とコメント。冬の準備期間に積み重ねてきた開発の成果として、マシンとパワーユニットがレースを通して高い信頼性を示したことを強調した。また、新レギュレーション下のレースは忙しく混乱もあったとしながらも、チームのコミュニケーションとレース運びは良好だったと振り返っている。
一方、ヒュルケンベルグはグリッドに向かう途中で技術的トラブルに見舞われ、スタートできないままレースを終える結果となった。チームは現在、トラブルの原因を調査しているとしている。ドイツ人ドライバーにとっては悔しい結果となったが、ボルトレトのポイント獲得はチームにとって前向きなスタートとなった。

レースは、メルセデスのジョージ・ラッセルがポールトゥウィン。2位がメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ、3位がフェラーリのシャルル・ルクレールとなった。
Audi Revolut F1 Teamにとって、このオーストラリアGPはF1参戦の第一歩となるレースだった。デビュー戦でランキングに名前を刻み、ポイントを獲得したことは大きな意味を持つ。チームはすでに次戦の中国GP(上海)に目を向けており、シーズンを通じてマシンの改善と経験の蓄積を進めていく構えだ。
開幕戦で示した基礎的な競争力を足がかりに、「Audi R26」がどこまでパフォーマンスを高めていくのか。新生Audi F1プロジェクトの歩みが、本格的に始まった。
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Revolut F1 Team)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。


