2025年10月1日、アウディ ジャパンは、電動SUV「Audi Q6 e-tron」シリーズに新たなバリエーションとして「Audi Q6 Sportback e-tron」を追加し、同日より販売を開始した。同時に、世界的な導入記念限定車「Audi Q6 Sportback e-tron edition one grey」「同 edition one blue」を発売した。

Audi Q6 Sportback e-tron
SUVとクーペを融合させた次世代EVデザイン
Audi Q6 Sportback e-tronは、Audiとポルシェが共同開発したプレミアムEV専用プラットフォーム「PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)」を採用。SUVの居住性とSportbackの流麗なスタイルを融合させたデザインが特徴である。空力性能はSUVに対してさらに改善され、Cd値0.26を実現。これにより、一充電走行距離は最大20km延長された。
デザイン面では、初代「Audi TT Coupé」を想起させるルーフラインや、クーペらしい低いシルエットが印象的だ。リヤには特徴的なライトストリップを採用し、Audi e-tron GTとの共通性も見られる。ラゲッジ容量は標準で511L、リヤシート格納時には最大1,373Lを確保。さらに64Lのフロントトランクも備えるなど、日常的な実用性も重視されている。

Audi Q6 Sportback e-tron
インテリアには、11.9インチのバーチャルコックピットプラスと14.5インチMMIタッチディスプレイを統合した「MMIパノラマディスプレイ」を採用。助手席用10.9インチディスプレイやARヘッドアップディスプレイも用意され、デジタル化が徹底されている。また、OLEDリヤライトは安全性を高めるコミュニケーション機能を備え、8種類のデイタイムランニングライトシグネチャーを選択可能とした。

Audi Q6 Sportback e-tron
日本市場には3つのバリエーションが導入される。
- Audi Q6 Sportback e-tron:83kWhバッテリー、最高出力215kW(292PS)、RWD、0–100km/h加速7.0秒、航続距離最大589km。
- Audi Q6 Sportback e-tron quattro:100kWhバッテリー、最高出力285kW(387PS)、AWD、0–100km/h加速5.9秒、航続距離最大663km。
- Audi SQ6 Sportback e-tron:100kWhバッテリー、最高出力380kW(517PS)、AWD、0–100km/h加速4.3秒、航続距離最大685km。
最高速度はSQ6が230km/h、それ以外は210km/hに設定されている。

Audi SQ6 Sportback e-tron

Audi SQ6 Sportback e-tron
800Vアーキテクチャを採用し、欧州では最大270kWの急速充電に対応。10〜80%充電が約21分で可能とされる。日本ではCHAdeMO方式により最大150kW充電器を利用し、約35分で10〜80%充電が可能。さらにAC充電(8kW)にも対応する。
なお、アウディ ジャパンでは、導入を記念した「Audi Q6 Sportback e-tron edition one grey」「同 edition one blue」は、それぞれ80台、20台を限定販売。いずれもquattro仕様をベースに、S lineパッケージや21インチホイール、レッドブレーキキャリパー、専用インテリアパネルなどを標準装備し、価格は1,277万円(grey)、1,292万円(blue)となる。

Audi Q6 Sportback e-tron edition one
Audi Q6 Sportback e-tronの導入は、AudiがSUV市場におけるEVラインアップを拡充し、特にデザイン志向の顧客層を取り込む狙いがある。既存のSUV「Audi Q6 e-tron」と差別化しつつ、スポーティでプレミアムな選択肢を提供することで、電動SUV市場で存在感を高める戦略といえる。
価格は以下のとおり。
- Audi Q6 Sportback e-tron:878万円
- Audi Q6 Sportback e-tron quattro:1,037万円
- Audi SQ6 Sportback e-tron:1,359万円
- Audi edition one grey:1,277万円(80台限定)
- Audi edition one blue:1,292万円(20台限定)
(Text by 8speed.net Editorial Team / Photos by Audi Japan)
※本記事はプレスリリースをもとに、一部AIツールを活用して作成。編集部が専門知識をもとに加筆・修正を行い、最終的に内容を確認したうえで掲載しています。