2024年10月27日(日)、岡山県の岡山国際サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦「スーパー耐久レースin岡山」が開催され、#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4が今季初勝利をポールトウィンで飾った。
今回、GT4マシーンで争うST-Zクラスには12台がエントリーし、ここには1台のAudi R8 LMS GT4と2台のPorsche 718 Cayman GT4 RSが含まれている。岡山でのドライバーラインアップは次のとおり。
- #19 BRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RS……鈴木建自/末廣武士/猪爪杏奈/大島和也
- #22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CS……北園将太/久保凛太郎/山野直也/岩澤優吾
- #34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4……加納政樹/平安山良馬/安田裕信/大草りき
一方、TCR車両によるST-TCRには4台がエントリーし、うち一台がAudi RS 3 LMSである。
- #430 エヴァRT初号機 RS3 LMS……藤原能成/加賀美綾佑/田ヶ原章蔵
ここ岡山ではクラスにより2つのグループに分けられ、ST-X/ST-Z/ST-TCR/ST-1/ST-2/ST-Q(一部)を含むグループ1と、ST-3/ST-4/ST-5/ST-Q(一部)のグループ2がそれぞれ3時間レースを行う。
決勝前日の26日(土)には予選が行われ、ST-Zクラスでは#52 埼玉 GB GR Supra GT4(山﨑 学/吉田広樹/服部尚貴/野中誠太)がクラストップに。これに、#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4が2番手、#19 BRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RSは5番手、#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSは11番手で続いた。一方、ST-TCRクラスでは、#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVIC(遠藤光博/中野信治/辻本始温)がクラストップで、#430 エヴァRT初号機 RS3 LMSがクラス4番手からのスタートなった。
翌27日(日)の13時30分には3時間の決勝レースがスタート。岡山国際サーキットの上空は厚い雲に覆われ、いつ雨が降り出してもおかしくない状況であった。
ポールポジションの#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4は大草のドライブでスタート。オープニングラップで#52 埼玉 GB GR Supra GT4に先行され2位にポジションを落としたものの、4周目にトップを奪還。その後、大草はトップを守り、48周を終えたところで加納にドライバーチェンジする。
この頃、雨が一時強くなり、加納は2位にポジションを下げる場面もあったが、スティント後半にはふたたびトップに浮上。81周でピットストップを行い、交替した平安山がすぐにトップに返り咲き、レースはそのままフィニッシュ。#34 TECHNO FIRST R8 LMS GT4は今季初優勝をポールトゥウィンで飾ることになった。これに#52 埼玉 GB GR Supra GT4が2位、#20 NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z(田中優暉/大木一輝/平峰一貴)が3位で続く。
一方、#22 EBI GROUP Cayman GT4 RS CSと#19 BRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RSはともにクラストップと同一周回で完走。それぞれクラス5位と6位となった。
ST-TCRクラスは、#97 Racer ホンダカーズ桶川 CIVICが優勝し、#430 エヴァRT初号機 RS3 LMSはクラス4位でレースを終えている。
総合では、ST-Xクラスの#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(チェン・ディーン/太田格之進/オジェイダ・ジェイデン)がポールトゥウィンを果たした。
最終戦となる第7戦は、11月16日〜17日に静岡県の富士スピードウェイで開催される。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)