2023年11月5日、栃木県のモビリティリゾートもてぎにおいて、2023 AUTOBACS SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」の決勝レースが行われ、#6 DOBOT Audi R8 LMSは今季3回目の3位表彰台を獲得し、2023シーズンを良いかたちで締めくくった。

画像: 表彰台のシャンパンファイトで歓びを分かちあう片山義章選手(右)とロベルト・メリ・ムンタン選手(左)

表彰台のシャンパンファイトで歓びを分かちあう片山義章選手(右)とロベルト・メリ・ムンタン選手(左)

GT300クラスに唯一Audi R8 LMSで参加するTeam LeMansは、片山義章選手、ロベルト・メリ・ムンタン選手が、もてぎのロードコースを300kmする最終戦に挑んだ。

画像1: #6 DOBOT Audi R8 LMS

#6 DOBOT Audi R8 LMS

11月4日、季節外れの暑さに見舞われたモビリティリゾートもてぎではノックアウト方式の予選が行われた。#6 DOBOT Audi R8 LMSは片山選手がQ1のB組を担当。午前中の公式練習から速さを見せていた#6 DOBOT Audi R8 LMSは、片山選手のドライブで1分46秒866をマークし、5番手で見事Q1突破を果たす。

続くQ2では、ロベルト選手がアタックラップをうまくまとめきれず、次の周でマークした1分46秒845がベストタイムに。これにより#6 DOBOT Audi R8 LMSはクラス13番手からのスタートが確定している。

画像2: #6 DOBOT Audi R8 LMS

#6 DOBOT Audi R8 LMS

GT300クラスのトップはQ2で1分45秒633をマークした#2 muta Racing GR86 GT(堤 優威/平良 響組)。一方、GT500クラスのポールポジションは#3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠組)が獲得している。

翌5日、曇り空のもてぎでは、13時ちょうどから決勝レースが行われた。

#6 DOBOT Audi R8 LMSは片山選手がスタートを担当。オープニングラップで2つポジションを上げて11位に浮上すると、その後も勢いは止まらず、20周目には5番手まで順位を上げ、表彰台への望みをつなげる。

25周を終えたところで片山選手はピットへ。ライバルたちの多くがタイヤ無交換作戦で賭けに出るなか、#6 DOBOT Audi R8 LMSは後半の追い上げに有利となるようタイヤ4本交換でコースへと復帰する。交替したロベルト選手も、果敢な走りで次々とライバルをかわし、48周目にはなんと4位までポジションを上げていた。

残り約10周というこの時点で、3位を走る#2 muta Racing GR86 GTとは約26秒の開きがあり、#6 DOBOT Audi R8 LMSの表彰台獲得は難しいかに見えた。ところが、次第に強くなる雨を味方にすべく賭けに出た#2 muta Racing GR86 GTがタイヤ交換のためピットストップ。ここから追い上げを見せるはずだったが、雨は強まらず9番手に沈む結果に。代わりに#6 DOBOT Audi R8 LMSが3位となり、今季3度目の表彰台を獲得することになった。

レースは、クラス2番手からスタートした#88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥組)が15周目にトップに立ち、そのまま逃げ切って初優勝を手にしている。一方、GT500クラスは、3番グリッドからスタートした#36 au TOM'S GR Supra(坪井 翔/宮田莉朋組)が勝利を掴んだ。

最終戦までもつれこんだシリーズタイトル争いは、GT300クラスが#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT、GT500クラスは#36 au TOM'S GR Supraがそれぞれ獲得している。

画像: #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT

#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Michinao Ishibashi,Satoshi Ubukata)

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