2023年7月29日〜30日、大分県のオートポリスで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ Supported by BRIDGESTONE 第4戦「スーパー耐久レース in オートポリス(5h×1レース)」のST-Zクラスに、Audi R8 LMS GT4とPorsche 718 Cayman GT4が参戦し、#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4が今季初の表彰台を獲得した。

画像1: 【S耐 オートポリス5時間】「SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4」が今季初表彰台

GT4車両で戦われるST-Zクラスには8台が参加。うちAudi R8 LMS GT4は、#21 ベンチャー投資のファンディーノ Audi R8 LMS(山脇大輔/ショーン・ウォーキンショー/川端伸太朗/阿野雄紀組)と#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4(加納政樹/大草りき/安田裕信組)の2台。一方、Porsche 718 Cayman GT4は#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RS(鈴木建自/末廣武士/福田幸平/谷川達也組)の1台である。

スーパー耐久では、公式予選で記録したAドライバーとBドライバーの合算タイムでスターティンググリッドが決まる。29日午後には予選が行われ、ST-Zクラスでは、#885 シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOがポールポジションを獲得する一方、Audi/Porsche勢では、#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4が5番手となり、これに、7番手の#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RS、8番手の#21 ファンディーノ Audi R8 LMSが続いている。

翌30日の午前11時からは5時間の決勝レースがスタート。ST-Zクラスは、ポールポジションからスタートした#885 シェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOが、ピットストップのタイミングの違いで一時的に2位にポジションを落とすことがあったが、事実上トップを守り、見事ポール・トゥ・ウィンを果たす。

Audi/Porsche勢では#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4が健闘。大草選手がBドライバーとして80周を快走する一方、上位を走行していた#20 ナニワ電装TEAM IMPUL Zと#26 raffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4が相次いで順位を落としたこともあり、ゴールまで残り40分というところで3位に浮上。そのままフィニッシュし、今季初の表彰台を獲得している。

一方、#19 BRP★SUNRISE-Blvd718GT4RSは5位で完走した。

画像4: 【S耐 オートポリス5時間】「SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4」が今季初表彰台

#21 ファンディーノ Audi R8 LMSは、今回からBドライバーを務めるウォーキンショー選手が木曜日の練習中に腰を痛め、決勝での走行が危ぶまれたが、しっかりとスタートを決めて約1時間のスティントを走り抜く。続く阿野選手は、#34 SUN'S TECHNO Audi R8 LMS GT4を駆る大草選手に食らいつく走りで成長をアピールした。

第3スティントは山脇選手が担当。Aドライバーには75分以上の走行が義務づけられており、猛暑の中、ドライバーにもマシンにも厳しい状況下にもかかわらず、山脇選手は安定したペースで周回を重ね、残りのレースを川端選手に託す。助っ人として参加した川端選手は、2020年〜2021年、Audi Team HitotsuyamaとともにSUPER GTを戦った経験もある実力派。このレースでは、途中1回のピットストップをはさんで62周を走行。クラストップと同等の速いペースにより6位まで順位を上げ、無事マシンをゴールに導いた。

総合では、ST-Xクラスの#14 中升 ROOKIE AMG GT3(鵜飼龍太/蒲生尚弥/平良 響/片岡龍也組)が優勝を果たしている。

画像: #14 中升 ROOKIE AMG GT3

#14 中升 ROOKIE AMG GT3

次の第5戦は、9月2日〜3日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, Hitotsuyama Racing)

This article is a sponsored article by
''.