アウディは、7月6日、プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)をベースにした新型Audi Q6 e-tronシリーズの生産を開始したと発表した。インゴルシュタットで生産される初めての電気自動車となる。

画像1: アウディ、eモビリティに関する500人の新たな雇用を創出と発表

AUDI AG最高人事責任者(CHRO) ハビエル ロス氏は「私たちの新しい電気自動車Audi Q6 e-tronの生産により、500人の新しい雇用が創出されます。これは、アウディによるeモビリティへの移行が、雇用創出の原動力となっていることを示しています。多くの雇用を保証しながら、新たな雇用を創出することで、ドイツのインゴルシュタット拠点における雇用の安定性が高まります」と述べた。そのため、既にインゴルシュタットで働いている臨時従業員に対しても、正規雇用への転換を働きかけているという。

eモビリティへの移行には労働力の変革が不可欠だ。ハビエル ロス氏は「アウディのeモビリティへの移行は、資格を取得し、専門知識を習得するために自己研鑽を続ける当社従業員の力によって可能になります」と述べている。

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Audi Q6 e-tronシリーズの発売に先立ち、過去18か月間でインゴルシュタット拠点の生産、技術開発、セールス部門の約8,300人の従業員が新たに資格を取得。AUDI AGは、2022年だけで従業員のトレーニングと能力開発に約1億5,000万ユーロを投資したという。また、Audi Q6 e-tronの電動ドライブトレインを製造しているアウディ ハンガリーのジェールでも、2022年から約2,000人の従業員が電動化のためのトレーニングを受けている。

Audi Q6 e-tronシリーズの生産開始により、インゴルシュタットのアウディ本社工場は、独自のバッテリー組立施設を有するドイツ初のアウディ工場となる。

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AUDI AG最高生産責任者(CPO) ガード ウォーカー氏は、「私たちは、eモビリティへの構造的移行を積極的に進めています。バッテリーの組立により、インゴルシュタット拠点では、すでに300件の魅力的で将来性のある仕事が創出されています。同時に、アウディのすべての工場で、電気自動車の生産に活用される貴重なノウハウも創出されています。アウディは、電動化への移行に伴い、世界規模の生産ネットワークを包括的に再構築しています」と述べている。

アウディにおける生産の未来

アウディは電動化戦略Vorsprung 2030に基づき、内燃エンジンを段階的に廃止する決定を、早い段階で行った。この決定に基づき、アウディはすべての拠点で電気自動車の生産準備を進めている。予定では、2020年代の終わりまでに世界中すべてのアウディ拠点で、少なくとも1車種の電気自動車が生産されることになるという。

画像: アウディにおける生産の未来

(Text Toru Matsumura)

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